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ポケットモンスタープラチナ 博士のレポート 8

エイチ湖−ギンガ倉庫−ギンガトバリビル
ライバルがいた崖をプラッチ(ゴルダック♂)のロッククライムで登る。霊界の布を拾った。エイチ湖へ。

(会話略)ライバルはジュピターに敗れていた。ついに湖のポケモン最後の1匹もギンガ団に奪われてしまったのだ。(会話略)ジュピターは悠々と引き上げていった。
「………………………………そーだよ!ギンガ団相手になにもできなかったんだよ!あのユクシーとかいわれていたポケモン、すごくつらそうだった……オレ、強くなる……なんか勝ち負けとかそーゆーのじゃなくて、強くならないとダメなんだ……最強のトレーナーって、なりたいだけじゃダメなんだよ……地道な努力……そして折れない強い心」
雪の中、ライバルは力なくよろよろと歩いていった。
彼はもう、ただ主人公にちょっかいを出すだけの少年ではない。本当の意味でライバルになるのだ。

トバリのギンガ団アジトに乗り込む。扉はロックされており、中に入るには鍵が必要だ。パラボラアンテナの前にいた下っ端を締め上げる。
「やや!お前は!お前が俺を覚えていなくても、俺はお前を覚えている!お前のせいでピッピは取り上げられて……相方は田舎に帰り……うわーん!知らない!俺は倉庫の鍵なんて知らないぞ!」
下っ端はもの凄い勢いで逃げていった。

テーマ曲が流れ、久々にハンサム登場!
「私に任せろ!ギンガ団のアジトに入るための倉庫の鍵なら持っているぜ。正面突破は無理だけど、鍵さえあれば中に入れる。どうする?アジトに入るのかい?なんだかわけありなんだろ?」
「>いいえ」
「……そうだよな。さすがにギンガ団のアジトに忍び込むのは躊躇するよな」
途端に音楽がフェードアウトした。ハンサムのやる気とシンクロしているのか?話しかけると、再び音楽が流れた。
「シィ!私に任せろ!ギンガ団の(以下略)」
「>いいえ」
「……そうだよな。さすがに(以下略)」
これは面白い!もう1回!
「シィ!私に任せろ!ギンガ団の(以下略)」
「>いいえ」
「……そうだよな。さすがに(以下略)」
もう1回!

……

飽きた。
「シィ!私に任せろ!ギンガ団の(以下略)」
「>はい」
「よし!それなら、ギンガ団の倉庫の中!そこで待ち合わせをしよう!ばっちり準備しておけよ。私も後から行くよ」
「シィ!よし!それなら(以下略)」

ギンガ倉庫へ。ハンサムはすぐに来た。
「よお!待たせたな。ギンガ団から手に入れたこの倉庫の鍵を使って…………………………がちゃり!よし!開いたぞ!」
「それでは私は先に行く。君も決して無理はするなよ!」
ハンサムは用心深く辺りを見回し、階段を下りていった。さてと、国際警察のお手並みを拝見するとしよう。落ちていた闇の石を拾い、後を追う。
下っ端たちを片っ端から倒していく。連絡通路を通り、ギンガトバリビルに入った。部屋間の移動にはワープパネルを使う。技マシン49「横取り」、怪しいパッチを拾った。
倉庫の中に入り、技マシン36「ヘドロ爆弾」、そしてギンガ団の鍵を拾った。これでロックされた扉を開けることができる。ビルの動力室で技マシン21「八つ当たり」を拾った。しかし、フロアによってBGMがまちまちというのはいかがなものか。


正面突破だ。受付横の扉を鍵で開け、堂々と侵入する。
「ギンガ団テレビルーム!最高級のテレビを楽しむがいい!新たな宇宙を! ギンガ団」
「遠慮なく飲んでエネルギーを得るがいい!」 冷蔵庫の中には怪しげなドリンクだけが並べられている。
「好きなものを作って元気を出すがいい!」 シンクには嫌な感じの何かがこびりついている……
この口調は誰の趣味なんだ!?

「ハクタイのポケモン像」と書かれたレポートがあった。
「ポケモン像から盗んだプレートの説明文その1」
生み出されしディアルガ、私たちに時間を与える。
笑っていても、涙を流していても、同じ時間が流れていく。それはディアルガのおかげだ。
「ポケモン像から盗んだプレートの説明文その2」
生み出されしパルキア、いくつかの空間を作り出す。
生きていても、そうでなくても、同じ空間に辿りつ。それはパルキアのおかげだ。
(青文字の部分は、ボスが作った科学機械の計算で埋めた文字です)

テレビルームのワープパネルを抜けた先は、広いホールになっていた。舞台の前には百人近い団員たちが集まり、ざわついている。ハンサムは影から様子を窺っていた。
「こっちだ、こっち。ギンガ団の連中、集まって何を始めるつもりだ?」

壇上にアカギが現れた。団員たちが一気に沸き上がる。アカギはそれを制し、堂々たる態度で述べ始めた。
「ギンガ団の諸君!改めて名乗ろう。私がアカギである。さて、我々はこの不完全な世界で苦しみながら生きてきた。この世界に生きる人もポケモンも、不完全であるがために醜く争い、傷つけ合う。私はそれを憎む。不完全であることを全力で憎む。世界は完全であるべきだ。世界は変わらなければならない」
歓声が上がる。
「では、変えるのは誰か?それは私アカギであり、君たちギンガ団である。我がギンガ団は神話を調べ、伝説のポケモンを捕らえた。そして、我がギンガ団は世界を変えるエネルギーを!夢の力を手に入れたのだ!」
「そうとも、諸君!私が夢に描いてきた世界が現実のものとなる。テンガン山に行く者、ここアジトに残る者、それぞれ成すべきことは違えども、その心は一つである。我々ギンガ団に栄光あれ!」
「うおー!!」
「アカギ様、最高ー!!」
アカギは消え、団員たちも散っていった。ポケモン界の悪の集団、ここに極まれりといったところか。

「……フー。今のがギンガ団のボス、アカギか。あれでまだ27歳とは恐れ入る」
ナヌー!!47歳じゃなくてー!?
「……それにしても、ギンガ団のためだけの世界を作るだと?なんだか頭がくらくらするな。新しい世界とはなんだ?不完全な世界ってなんだ?まあいい。それを探るのも、この国際警察のメンバーである私、ハンサムの仕事だからな。では、ここで分かれるとしようか。くれぐれも無理するなよ」
ハンサムは辺りを警戒しつつ、駆けていった。こちらも先に進む。

お小遣い841157円  ポケモン図鑑163匹(捕まえた数118匹)  バッジ7個  プレイ時間139:23



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ギンガトバリビル
「ギンガ団仮眠室!ベッドを調べて誰もいないか確かめてから、ぐっすり眠るといい!」
だから誰の趣味なんだ?とりあえず回復する。この状況ですやすやと寝息を立てるって、主人公の神経の図太さに感心してしまう。下っ端を倒して階段を登り、最上階に来た。扉を開ける。


青髪の男が振り返った。アカギだ。
「……来たか。先程の演説、聞いていたな」
ホールにいたことに気付いていたのか。士気を鼓舞するために全館に流していたという可能性もあるが。
「フフフ、あれは嘘だ。もちろん、私は新しい世界を生み出す。だが、それはギンガ団のためではない。私は、私のためだけに新しい世界を望むのだ。そうでなければ、完全な世界はありえない。何しろギンガ団の連中は、揃いも揃って役に立たない不完全な奴ばかりだからな」
なるほど。その言葉を団員たちに聞かせてやれば、面白いことになっただろうに。ホール裏の放送室は制圧済み、指令室に入ったとき攻撃と見せかけて机上のマイクのスイッチを入れ、発言は全館に流れていた、という展開もいいかもしれない。
アカギが主人公に迫る。
「ここに来た理由はわかる。エムリット・アグノム・ユクシーの3匹のポケモンのことだろう。あのポケモンたちはもう必要ない。君が引き取ってくれるなら、処分する手間が省ける」
「それにしても、君には呆れたよ。そもそも、あのポケモンたちと君は関係ないのだろう?なのに、かわいそうというくだらない感情のため、助けに来るとは愚かすぎる。心という不完全なものが感じる哀れみや優しさ、そんな曖昧なものに衝き動かされ、ここに来たことを、私が後悔させてあげよう」
……?わけがわからない。主人公がいつそんなことを言ったのか。

VSギンガ団ボス・アカギ2(全3体)。1体目はニューラLv.44(前作Lv.43)。ディーネ(メタング)はバレットパンチを放ち、ニューラに大ダメージを与える。冷凍パンチをしのぎ、2発目で止めを刺した。
2体目はクロバットLv.44(前作ゴルバットLv.40)。ディーネは噛みつく攻撃を受け、怖い顔で相手の素早さを半減させる。超音波は外れ、思念の頭突きでクロバットを追い詰める。
回復の薬を使うタイミングを見計らい、クーレ(ロトム)に替える。先制の10万ボルトは倒すにはわずかに至らず、超音波を食らう。クーレは混乱しつつも10万ボルトを放ち、クロバットを落とした。
3体目はドンカラスLv.46(前作ヤミカラスLv.40)だ。
「最後のポケモンか」
クーレの混乱が解けた。10万ボルトを放ち、ドンカラスを落とした。
「面白い。そして興味深い」

(会話略)アカギは全ての感情を殺したという。マスターボールを渡された(会話略)。
「湖のポケモンたちを助けるなら、この先のワープパネルに乗るがいい。私はテンガン山に向かう。頂上で新しい世界を生み出さねばならないからな」
アカギは悠々と去っていった。


机上のノートパソコンには、レポートが残されていた。どれも途中で途切れている。
「宇宙の始まり」
宇宙の始まりは大爆発から。大昔のシンオウも、何かしらの爆発により生まれたと推測する。もちろんそれはポケモンの力であり、神といわれ伝えられる神話のポケモンであろう。神を捕まえるのではなく、神の力を手に入れる……
「神話のポケモン」
神話のポケモン……シンオウを生み出したとされるその伝説の力、ボールで捕らえたところでポケモンの力は自在に発揮できない。だが、赤い鎖を持てば神話のポケモンを繋ぎ止め、自在に操れる……
「赤い鎖」
赤い鎖……3つの湖のポケモンとテンガン山のポケモンは、どこかで結びついている。3匹のポケモンを捕らえることで、テンガン山のポケモンを抑えていた力は消える。更に湖のポケモンたちから結晶を取り出し、それで赤い鎖を作れば、神話のポケモンすら呼び出し、思いのままに操れるだろう……

ワープパネルを抜ける。薄暗い部屋には、緑色の液体で満たされたガラス製のカプセルが多数並んでいる。研究員たちの様子がおかしい。
「ううっぷ……今回の実験は……アカギ様に……ついていく自信がなくなってしまった……」
「うう……気分が悪くて何も言えないの……作り出されたあれ……いったい何に使うのかしら?」


奥の部屋には大型の機械があり、台に3匹のポケモンが縛り付けられていた。
「ユクシーが閉じ込められている……!瞳を閉じて苦しそう」
「エムリットが閉じ込められている……!尻尾を引きつらせ苦しそう」
「アグノムが閉じ込められている……!体を震わせ苦しそう」
ユクシーは普段から目を閉じていたような。その前にはサターンとプルートがいる。
「ふひゃひゃ。さてさて、湖のポケモンども、どこに行くのか気になるのう」
「何が言いたい?」
「別に。わしは新しい世界など、どうでもいいんじゃ。アカギの言う通りギンガ団が新しい世界を支配すれば、わしもおいしい思いができる。ぜひぜひアカギには頑張ってほしいところだわ。さて、テンガン山の頂上で何が起きるのか楽しみだわ」
「爺さん、あんたに心配されなくてもボスは大丈夫だ」

VSギンガ団幹部・サターン2(全3体)。(会話略)1体目はゴルバットLv.42。キスキル(ユキワラシ♀)は毒々の牙を食らったが、冷凍ビームでゴルバットを落とした。
2体目はドーミラーLv.42(前作Lv.38)。ジズ(リザードン♂)に替え、ジャイロボールをしのぐ。火炎放射で焼いた。
3体目はドクロッグLv.44(前作Lv.40)。エアスラッシュ一撃で倒した。
「強い!だが、哀れだな」

(会話略)サターンは機械のコントロールパネルを示した。ボタンを押せばポケモンたちを助けられる。
「>いいえ」
「早くボタンを押して助けてやれ。そのために来たのだろう?」
「>はい」
3匹は解放され、テレポートで姿を消した。
「ボスは3匹の体から生み出した結晶で、赤い鎖を作り出した。それこそがテンガン山で何かを繋ぎ止めるために……そして、何かを生み出すために必要なものらしい……もっとも、ボスがテンガン山で何をするつもりなのか、私も知らないがな」
サターンが去り、プルートだけが残った。
「アカギもサターンも子供に負けるとはな……ギンガ団、心配だのう……アカギの言っていたテンガン山の頂上での作戦……うまくいくのかどうか……うーむ。別の作戦も準備しておいてやろうかの。この天才プルートがな!」


「ギンガ団ワープパネル!1Fに戻りたければ、緑のワープパネルに乗るがいい! 新たな宇宙を!ギンガ団」
ギンガトバリビルを後にする。最終決戦は近い。

お小遣い856077円  ポケモン図鑑164匹(捕まえた数118匹)  バッジ7個  プレイ時間140:30



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テンガン山−槍の柱
メンバーズカードの配信が開始されたので、Wi-Fiで受け取っておく。クロガネシティに降りる。移動要員を1匹に抑えるため、プラッチ(ゴルダック♂)に怪力を覚えさせた。ベヒモス(メガニウム♂)は残念ながら留守番だ。いざテンガン山へ。

洞窟北東隅の崖をロッククライムで登る。ドータクンLv.37、チャーレムLv.39を捕獲、技マシン80「岩雪崩」等を拾った。石積みが崩れ、横穴が開いている。アジト攻略前に来てみるんだった(前作では確認済み)。
テーマ曲が流れる。無事だったんだな、ハンサム。
「そこの穴……元々は頂上への道を塞いでいた壁画があったらしい……だが、それも壊れてしまった。湖の3匹が捕らえられてから、何かが狂い出しているのかもな。原因はギンガ団のアカギだ!」
「さて、そこでだ。君がこれより先に進めるトレーナーなのか、腕試しさせてもらおう!」
まさかこの男、ギンガ団の……!
「………………………………ははは、そんなに身構えなくてもいい。わかっているよ、私では君に敵わないことは。そしてアカギにも、幹部たちにも敵わない……頼む!ギンガ団を止められるのは君だけだ!今の私にできることは、昔の任務先で手に入れたこれを君にあげるくらいだが……」
黒いビードロをもらった。一瞬、二重スパイを疑ってしまった。どんなポケモンを持っているのか、見たかった気もする。
「頼む!ギンガ団を止めてくれ!」
吉報を待っていてくれ、ハンサム!

ビードロが早速役に立つ。下っ端2人を倒して洞窟を抜けると、テンガン山の外壁に出た。一面の銀世界だ。草むらでユキノオーLv.38を捕獲した。崖を登り、洞窟に入る。太陽の石、月の石等を拾った。下っ端たちを次々と倒していく。
「あなたを止められなかった……私たちは捨てられるわね。ボスはそういう人だから……」

洞窟を抜けた。雪は降っていない。テンガン山山頂の古代遺跡・槍の柱だ。下っ端2人組を倒し、立ち並ぶ柱の間を進むと、マーズとジュピターが立ち塞がった。
「どこ行くつもり?ボスの邪魔はさせないわよ。この先に進みたいなら、あたしが相手するわ!あなたには今まで散々コケにされてきたしね!」
「その次はあたし。あなた強いかもしれないけど、あたしたちも本気出すよ!」

「待てってんだよ!」
来たか、ライバル!
「オレがいないのに、勝手におもしろそうなこと始めるな!」
「はあ?」
「あのときの!リベンジしてやるッてんだよ!」
「ハッ!誰かと思えば、エイチ湖で泣いてた男の子じゃない。ちょっとは強くなったの?いいわ、2VS2で戦いましょ!」

VSギンガ団幹部・マーズ&ジュピター(全6体)。幹部たちはドーミラーLv.44が2体(前作Lv.41)、こちらはレビアたん(ポッチャマ♂)とゴンベLv.40だ。このゴンベこそが第三の敵ともいうべき厄介な存在なのだ。攻撃技をほとんど出すこともなく、蓄えると飲み込むで自己保身に固執し、無為に場所を占有し続ける。まったく、ライバルはどういうつもりなんだ。
……こだわり波乗りで全方位攻撃だ!ドーミラー2体はリフレクターを張り、妖しい光でゴンベを混乱させる。ゴンベは自滅した。いい流れだ。波乗りで3体を一掃する。マーズはブニャットLv.46(前作Lv.45)、ジュピターはゴルバットLv.44(前作Lv.41)、ライバルはギャロップLv.40(前作ポニータLv.41)を出した。
レビアたんはブニャットの切り裂く攻撃を食らい、ゴルバットの黒い眼差しを受けた。ギャロップの鬼火は外れる。波乗りはブニャットを急所で倒し、更にギャロップも倒した。マーズはゴルバットLv.44(前作Lv.42)、ライバルはムクホークLv.42(前作Lv.40)を出した。
ムクホークは突進でジュピターのゴルバットを落としたが、マーズのゴルバットに妖しい光で混乱させられた。レビアたんは波乗りを続ける。ジュピターはスカタンクLv.46を出した。
HPの残り少ないレビアたんをディーネに、ライバルはムクホークをロズレイドLv.40(前作ロゼリアLv.41)に替える。ここで草タイプ!?案の定、ロズレイドはエアカッターと毒突きの集中攻撃に倒れた。再びムクホークを出す。
ムクホークは突進でマーズのゴルバットを落としたが、スカタンクの辻斬りに倒れた。ディーネは地震を放つ。ライバルはヘラクロスLv.42を出した。
ディーネは火炎放射を食らう。ヘラクロスはインファイトでスカタンクを倒した。ようやく終わった……ちなみに、ライバルの残り1体はエンペルトLv.44(前作Lv.43)だった。
「これならあたしが一人で戦えばよかったわ!」
「フン!強くなったわね。だけど、ボスには敵わない」

「……へっ、オレのポケモン強いだろ!オレも強くなれるんだよ!……とはいえ、今はこれが限界かな……シィ。これ、使ってやる!」
手持ちを回復してくれた。
「おい!シィ!あとはまかせるからな!」
ライバルはダッシュで消えた。もうちょっと頑張れよー!


「………………………………新しい宇宙を創る用意は全て整った。今全てが終わり、そして全てが始まる。湖の3匹の結晶から作り出した赤い鎖と!私がそれを元に科学機械で作り出したもう一本の赤い鎖で、異次元の扉を開いてやる。そして、私のためにその力を使え」
アカギの周りを赤い鎖が回転する。
「時間を操る神話のポケモン・ディアルガ……そしてもう一匹、空間を司る神話のポケモン・パルキアよ」
大気が震え、空から2つの微小な球体が降りて来た。それは突如として膨張し、ポケモンの姿をとった。銀河にも似た渦を巻く光がその体を取り巻いている。
「このときを待っていたぞ、ディアルガにパルキアよ。この世界を形作るのは時間と空間の二重螺旋。ならば、私はお前たちの持つ能力を私自身の力として、新しい銀河を!宇宙を誕生させる!今の不完全で醜い世界は消えるがいい。一度全てをリセットする。究極の世界、完全な世界を創るため、心といった曖昧で不完全なものなどなくなれ」

そのとき、歪む空に3つの光が現れ、ぐるぐると回り始めた。湖の3匹、そのムービーでの登場に驚く。
「……やはりな。知識の神ユクシー、意志の神アグノム、そして感情の神エムリット……」
アカギは振り返った。
「シンオウを守るため、哀れなポケモンたちが来たか。精神のシンボルとされる湖の3匹が揃ってこそ、時間空間のポケモン、どちらか1匹とバランスが保たれる。だが、ディアルガとパルキアの2匹が同時に現れては、どうすることもできないだろう」
「さて、今まで私のやることに楯突いてきたが、それも許そう。なにしろ、今から全ての心が消えるのだから。君から!君のポケモンから!君の大事な人たちから……!ようやく私の夢が叶うときがやってきたのだ!」

上空の3つの光が乱れ始めた。
「なんだ、この気配……何者かが怒り狂っている?」
地面が点々と黒く染まり、繋がり、広がっていく。アカギは思わず後ずさりした。その中で2つの赤い眼が瞬き、巨大な黒い影がせり出した。
「面白い。影でしか出て来られないポケモンがいるのか」
それは影の雫を散らし、翼を大きく広げた。
「それにしても愚かな……ディアルガ・パルキアの2匹の力を操るこの私に……」
翼は腕へと変化し、天高く振り上げられた!
「このアカギに、逆らららららららら……!!」




咆哮と共にアカギ、ディアルガとパルキア、そして黒い影は消え、後には渦を巻く黒い穴と2つの裂け目だけが残されていた。周囲の柱が変形している。シロナが来た。
「なんてこと……!」
ユクシーが、アグノムが、穴の中へと飛び込んでいく。エムリットも2人に姿を見せると後を追った。
「ごめんなさい、遅くなって。神話を調べていてわかったの。この世界を創るとき生み出されたディアルガとパルキア、実はそのとき、もう一匹ポケモンが生まれていたらしいの。ディアルガにもパルキアにも負けないぐらいの力を持ちつつ、語られることのなかったポケモン。それがギラティナ!」
「でね、もう一つの世界というか私たちの世界の裏側……そこに潜んでいるんですって!さっきの影……あれがギラティナだと思うの」
辺りを見回す。
「柱が歪んでいる……あの穴ができて、もう一つの世界と繋がったせいね。このままでは歪みはシンオウ全体に広がり……世界は壊れていく……さあ、アカギを追いかけましょう!」
「>いいえ」
「準備をするのね。じゃあ、ここで待ってるわ」

マーズとジュピターも戸惑っている。
「ア……アカギ様は?アカギ様はどこに行ったの!?」
「あの影……いったい何者……!?」
ディアルガとパルキアがいた場所にできた裂け目を覗く。
「圧倒的な時間の……力が伝わってくる裂け目……どこに繋がっているのだろう?」
「圧倒的な空間の……力が伝わってくる裂け目……どこに繋がっているのだろう?」

「さあ、アカギを追いかけましょう!」
「>はい」
「急ぎましょう!」
レビアたんはLv.41、キスキル、クーレ、ジズ、ディーネはLv.40になっている。シロナと共に穴へと飛び込む!

お小遣い913176円  ポケモン図鑑168匹(捕まえた数122匹)  バッジ7個  プレイ時間144:31



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破れた世界
細切れの雲が周囲を回り、奇妙な形をした岩が点々と浮いているだけの空虚な闇の空間。BGMが重々しい。
「ここは……ポケモンのいる気配もなく、時間は流れず、空間も安定していない掟破りの世界……破れた世界、と呼ぶべき空間……とにかく、ギラティナを探しましょう。槍の柱から広がる歪みを止めるためにも……」
突然、頭上を黒い影が猛スピードで横切った。
「今のは……ギラティナ……!急ぎましょう!このままでは破れた世界も私たちのいた世界も、歪んでいく気がするもの……」
シロナは足早に歩いていった。後を追う。

浮遊する岩は間が開いており、注意して飛び越える。
「この岩……決まった場所に乗ると、動き出すみたいね」
「この岩……色の違う部分は何かしら?」
そこに乗ってみる。軽い衝撃があり、岩がゆっくりと下降する。しばらくしてそれは止まった。
「こうやって下りていけばギラティナに会えるのかしら……この破れた世界では下に上っていくというのかしら」
飛び石を渡る。ところどころ、キクに似た巨大な植物のようなものが生えている。
「ピーッ!!」
エムリットが現れ、またどこかへ飛んでいった。岩が壁のように切り立っている。意を決して飛ぶと、壁は地面になり、地面だった場所は壁になった。視点がめまぐるしく変化し、めまいがしそうだ。

「わずかに伝わるギラティナの神話……そこで語られていたこの世の裏側……それがこの世界のこと。この世界の役割……そして、ギラティナはただ1匹でなぜここにいるの?………………わからないことばかりだけど、今はやることがあるわね。一緒に行くよりも、手分けして正しい道を探しましょう」
「一緒に行くよりも(以下略)」

シロナと別れ、1人で探索を続ける。岩は水平に動くものもある。現れた飛び石を渡ったとき、アカギと鉢合わせした。思わず身構える。
「……あの影のポケモンはここにはいない。私を置き去りにし、更に奥へと去っていった……私の計画を邪魔できて満足だというのか……ところでお前……遺伝子について知っているか?」
「>はい」
「……本当なら大したものだ。遺伝子というのは、人間やポケモンといった生き物の設計図といえるもの。その本体であるDNAは、正反対の性質を持つ2本の鎖が絡み合っている。その設計図の鎖は片方が壊れたとしても、もう片方をコピーし、元の姿に戻せるのだ」
「何が言いたいかわかるだろう。時間も流れず、空間も安定せず、影のポケモンだけしかいないこのおかしな世界と、私が変えたい世界……二つの世界は遺伝子のように、お互いの世界が消えないよう支え合っているのだろう。だが、支え合うときに影のポケモンにも何かしらの影響があると見た。そして、あの影のポケモンはそれを嫌い、私を飲み込んだ。きっと、このおかしな世界はあの影のポケモンが生み出した。だから、世界に何かあると影のポケモンにも影響がある」
「まあ、そんなことはどうでもいい。大事なのは、あいつを倒し、この世界そのものも消すこと。もう二度と私の邪魔ができないように……世界を元に戻せないように」
「>いいえ」→「……そうだろうな。遺伝子というのは(以下略)」)
話が、長い…………アカギは歩いていった。

飛び石は突然現れ、突然に消える。植物のようなものは一瞬で伸び、一瞬で縮む。ギシギシと音を立てるのが不気味だ。
ユクシーが現れ、穴に下りていった。丸い岩がある。なんとなく、プラッチの怪力でその穴に落としてみる。あっ!ユクシーが下敷きになっていたらどうしよう……慌てて下に下りると、シロナがいた。
「ここは……ギラティナが訪れる者を確かめる場所かしら。どうやら、やるべきことをやらないと先には進めないみたい……動かせる岩……そしていくつかの窪み……湖のポケモンたちが君を導いてくれるはず……」

ユクシーがいる。シロナの言葉に従い、先程上から落とした岩を傍の窪みに落とした。
「ピーッ!!」
ユクシーは鳴き声を上げ、飛び去った。一旦上に上り、丸い岩を探して穴に落とす。
アカギの姿を見つけ、後を追う。水場を波乗りで進むと滝に出た。これも岩の壁と同じく向きが変わっているだけだ。それを渡った先にアグノムが現れた。近くの丸い岩を穴に落として下に下り、更に窪みに落とした。
「ピーウッ!!」
アグノムが飛び去った。後はエムリットのみ。丸い岩を慎重に運び、エムリットの傍の窪みに落とした。
「ピーッ!!」
エムリットも飛び去った。これでいいはずだ。

シロナと合流する。
「湖のポケモンたちは戻っていったようね。ディアルガ・パルキアとはバランスを保つことができても、ギラティナとの間にはバランスを保てないのかしら?って、のんびり話している場合じゃないんだっけ」
新たな岩が現れた。そちらに移る。
「女の勘だけど、いよいよって感じね。さあ、進みましょう!」


岩は下降し、最深部と思われる場所に着いた。
「いよいよね……この先にギラティナがいる」
シロナが歩みを止めた。
「……先に来てたのね」
アカギが迫る。
「どうして世界を変えようとするの?この世界が憎いなら、自分一人誰もいないところに行けばいいだけでしょう」
「なぜ、この私が世界から逃げるように息を潜めて生きるのだ?私はこの世界から心という不完全で曖昧なものを消し去り、完全な世界を生み出す。それが私の正義!誰にも邪魔はさせない」
「そんな……そんな正義ってありえない!」
「私は負けぬ!あの影のポケモンにも!くだらない世界にも!」

VSギンガ団ボス・アカギ3(全5体)。増えてる!1体目はヘルガーLv.45。レビアたんは鬼火で火傷を負ったが、波乗りでヘルガーを倒した。
2体目はギャラドスLv.46(前作Lv.45)。クーレに替え、地震をかわす。10万ボルトで落とした。
3体目はマニューラLv.48。ディーネに替え、辻斬りを受ける。オボンの実で回復されつつも、バレットパンチのラッシュで倒した。
4体目はドンカラスLv.47(前作Lv.45)。ジズに替え、熱風をしのぐ。エアスラッシュで怯ませ、火炎放射で焼いた。
5体目はクロバットLv.46だ。
「ここまで私を追い込んだこと、それは認めてやろう」
クロバットが妖しい光を放ち、ジズは混乱しつつも火炎放射で大ダメージを与えた。
「まさかまさかまさかッ!私が負けるかもだと!!」
クーレに替える。クロバットはクロスポイズンで攻撃し、またも妖しい光を放った。混乱し自滅するクーレは、クロスポイズンの猛攻を受ける。クーレは倒れる寸前でついに10万ボルトを放ち、クロバットを落とした。
「認めるか!ありえるか!ようやくここまで来たのだ!新しい世界!新しい銀河!!見果てぬ夢だというのか!!」

「……貴様にあのポケモンを倒したり、捕まえたりなぞできるものか。私が考えるに!このおかしな世界はあの影のポケモンそのもの!捕まえたり倒したりすれば、この世界も消えるはず!なるほど!貴様は私の代わりに世界を創り直すのではなく、世界を壊すというのだな。では、後は任せてやる」
アカギは離れた。
「大丈夫。ポケモンが世界を消すだなんて、そんなことはありえない。だって……世界は君が生まれるのを待っていた。君と一緒にいるポケモンも、君の親しい人たちも、更に繋がる人もポケモンも、みんな世界に望まれて生まれてきたと、あたしは思う。だから、ギラティナは消えない。私たちの世界も!この破れた世界も、消えたりしない!」
「さあ、ギラティナに会いに……って、その前に頑張ったポケモンたちを元気にしてあげなきゃ」
シロナは手持ちを回復してくれた。
「さあ、ギラティナに会いにいきましょう!」

岩の道を歩く。
「私たちの世界、この破れた世界、それが人の手で壊されかけてギラティナは怒っている。そのため二つの世界は槍の柱で繋がり、お互いが歪み始めている……でも、心配いらない。ギラティナに勝つことで、君とポケモンとが持っている強い絆を見せるか、あるいは仲間になってほしいと強い気持ちを見せるかすれば、ギラティナもわかってくれるし、世界の歪みも止まるから!」
「君と君のポケモン、その絆がとても強いの、あたしにはわかってるから!」


道の突端に来た。
「ギゴガゴゴォ!」
声が聞こえ、黒い影が飛び回る。1人現れた飛び石を渡る。雲が逆転し、影が実体化した。
ギラティナ……!
「ギゴガゴーゴーッ!」
ギラティナ・オリジンフォルム(シンオウ図鑑No.210)Lv.47、レビアたんを出す。BGMは自分的には今二つ。破れた世界をイメージして変化を狙ったのだとは思うが、全体としての流れやバランスが崩れているように感じた。
せっかくのLv.50以下なので個体を粘りたいところなのだが、シナリオの進行を優先したいし、今は捕獲要員も連れていない。出会った場所が「破れた世界」でなくなるのは惜しいが、ここは「逃げる」を選択する。
ギラティナ、また会おう。
ギラティナは姿を消した。跡には渦を巻く白い穴が残されていた。


「ギラティナもわかってくれたみたいね!」
「戦わないことで、あのポケモンの……影のポケモンの!怒りを鎮めただと!?」
(捕獲→「あのポケモンを……影のポケモンを捕まえただと!?」)
(倒す→「あのポケモンを……影のポケモンを倒しただと!?」)
アカギだ。
「そうすることで、このおかしな世界を残した!ということは、もう一度赤い鎖を使っても、新しい世界を生み出すことなどできないのか!?なぜだ!この世界を守る理由は何なのだ!?そんなに不完全で曖昧な心とやらが大事か!」
「……生まれた場所、生まれてから過ごした時間、話す言葉。みんな違う……だけど、隣にポケモンがいてくれたから、ポケモンがいることが嬉しいから、知らない人ともポケモン同士を戦わせたり、交換できる……」
「黙れっ!!」
アカギは叫んだ。
「もういい、たくさんだ!だから心が大事だと言いたいのか!そんなもの、今まで幸せに生きてきたと思い込んでいる人間の戯れ言だ!今私が感じている怒り、憎しみ、憤り……この醜い感情は不完全な心のせいだ!」
「……まあいい。お前たちとはわかりあえない!いいか?私は世界の謎を解き明かし、必ず完全な世界を創り出す。いつの日か、気付けばお前は!私が創り出した心のない世界に生きている」
アカギはいずこかへと去っていった。いつか再びまみえるときが来るのだろうか。
「………………………………悲しみがあるから喜びを嬉しく思い、怒りがあるから優しさが生まれるのに……」
シロナは振り返った。
「元の世界に戻りましょう!ギラティナのいた場所にできた穴は、きっと私たちの世界に繋がっている。だって、ギラティナは世界の裏側にいると神話に残されたポケモン。繋がっていないとおかしいでしょ」

2人は穴へと飛び込んだ。

お小遣い921816円  ポケモン図鑑171匹(捕まえた数122匹)  バッジ7個  プレイ時間146:38



INDEX 目次エイチ湖−ギンガ倉庫−ギンガトバリビルギンガトバリビルテンガン山−槍の柱破れた世界/送りの泉−隠れ泉への道−219番道路−220番水道−221−222番道路/ナギサシティ−ナギサジム

送りの泉−隠れ泉への道−219番道路−220番水道−221−222番道路
2人は静かな湖のほとりに立っていた。周りは崖に囲まれている。BGMが懐かしい。
「……ここは!?送りの泉……あの世と繋がっているといわれている場所……ギラティナはこの世の裏側に住んでいると伝えられていた……」
「ごめんなさい、大事なことを忘れていたわ」
なんですか?
「シィ、あなたって凄い!本当に凄いトレーナーね!シンオウのみんなの代わりにあたしから言わせてね。シィ!ありがとう!」
そんなに率直に言われると照れちゃうなぁ。前作は本当に一言だったから。
「そうだわ!ナナカマド博士にもこのとこ教えないと!ナナカマド博士、君のこと、とても心配していたから」
「ナナカマド博士にもこのとこ教えないと!ナナカマド博士、君のこと、とても心配していたんだから!」

崖をロッククライムで登った先は山の頂上だった。火口湖か。タウンマップによれば、現在地はリッシ湖の近くになっている。草むらを歩いているとサマヨールLv.39が現れた。呪いに少々手間取ったが、無事捕獲した。
山の外壁を降り、隠れ泉への道を西に進む。しばらく歩くと214番道路に出た。自転車を飛ばし、トバリシティに向かう。

ポケモンセンターで回復後、ギンガトバリビルへ。野望が潰えた今、ギンガ団はどうなったのだろうか。
ビル内は閑散としている。サターンがいた。
「お前か……聞いたぞ、槍の柱でのこと。あの人……アカギ様は心という不完全な存在を憎んでいた。そのくせ、熱い言葉で他人の心を自在に操るという矛盾を見せる。私はそれが気になり、あの人が何をするのか、傍にいて見定めようとしていた」
「だけど、それも終わった……心のない世界など誰が望むというのだ!?さて、これからどうする……?やりすぎはよくない。そのことは教えられたからな。嘘だったコマーシャルだが、本当に新しいエネルギーでも探してみるか」
体のいい言い訳にしか聞こえない。調べてみたが、残っていたのは彼とわずかな下っ端たちのみだった。マーズとジュピター、そしてプルートの姿はなかった。

フタバタウンの家に帰る。ママからの言葉は特になし。ちょっと期待していたのになぁ。

マサゴタウンのポケモン研究所へ。ナナカマド博士と助手の子に会う。
「シィ!戻ってきたか!お前は何という……よくやってくれた!本当によくやってくれた!これほどドキドキしたことは60年の人生で初めてだ!」
「博士ったら、あの後いろいろ調べて……それでシィのこと、すっごい心配してさ……知り合いに連絡したりして……それにしてもシィ、無事でよかった、よかったよ」
そうか、ナナカマド博士がシロナに知らせてくれたのか。
「そうだ。お前に言うことがあった。3匹のポケモンだが、どうやら湖に戻ったようだ」
「それでどうだ?調子は?ポケモン図鑑は……ふむ、171匹か!で、バッジの数は?何と、もう7個持っているのか。あとナギサのジムバッジだけだな。ウム……!どうだろう。ナギサのジムバッジを手に入れて、ポケモンリーグに挑んでみないか?そうすることでお前の世界は今以上に広がるし、更に多くのポケモンとも出会えるだろう」
それは言われずとも。
「そうだ!シィ。シロナ君に出会ったら、よろしく伝えておいてくれ!」
「それにしても……シィが出会ったのが、シンオウ地方を生み出したと伝えられるポケモンたちなのかな」
助手たちからも言葉をもらう。
「博士から話を聞いて、どうなることかと震えていました。でも、博士は力強く、大丈夫!とおっしゃるので、わたくしあなたを信じていました」
「わ、私はっ、かっ感動しています……!子供が生まれたときと同じぐらい感動しています!ああっ、生きているってこんなにも素晴らしいとは!!」
興奮しすぎだ。息子の視線が冷ややかだぞ。

若干レベル不足を感じたので、219番道路の砂浜から海に出、220番水道のトレーナーと戦う。テンガン山では留守番だったベヒモスや、破れた世界では出番のなかったキスキルを中心に出していく。海上でドククラゲLv.29を捕獲した。触手を下に垂らしているのが不気味でいい。
「こう見えてもスターのあたし。いつもポケモンといっしょなの!」
ビキニのお姉さんのヒロミと戦う。映画「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」のその人らしい。クーレを出し、10万ボルトでブイゼルLv.32とアズマオウLv.32、シャドーボールでチャーレムLv.32と、次々と倒した。
「負けたけど、あたし楽しい……」
「水中ポケモンショーなら負けなかったんだけどね」

浅瀬で延べ9枚目となる雫プレートを拾ったが、裏に刻まれた文字は1枚目と同じだった。8枚で完結ということになる。
1枚目「宇宙生まれしとき、そのかけらプレートとする」
2枚目「プレートに与えた力、倒した巨人たちの力」
3枚目「その者、時間空間の2匹、分身として世に放つ」
4枚目「その者、時間空間を繋ぐ3匹のポケモンをも生み出す」
5枚目「2匹に物、3匹に心、祈り生ませ、世界形作る」
6枚目「宇宙生まれる前、その者一人呼吸する」
7枚目「生まれてくるポケモン、プレートの力分け与えられる」
8枚目「プレート握りし者、様々に変化し、力振るう」
創世とプレートについて書かれた神話のようだ。「時間空間の2匹」がディアルガ・パルキア、「時間空間を繋ぐ3匹」がユクシー・エムリット・アグノムだと思われる。「その者」や「巨人たち」については、現時点では不明だ。

221番道路に上陸。民家で指定のレベルのポケモンを見せ、黒帯をもらった。草むらでウソッキーLv.30を捕獲、清めのお香、技マシン81「シザークロス」等を拾った。パルパークは調整中でまだ入れない。これまでに全員がLv.42になった。

ノモセシティに飛ぶ。ポケセン内トレーナーのレベルがまた上がっている。今度は40台半ばだ。対する物拾い要員4匹のレベルは50前後、楽勝とはいかない。ふと図鑑を見て、ディアルガとパルキアが記録されていることに気付いた。今作ではあれで遭遇扱いになるのか。
ナギサシティ目指して出発する。リッシ湖には水が戻っていた。レストランを東に行き、222番道路に入る。停電は直ったらしい。草むらでエレブーLv.39、レアコイルLv.41、ルクシオLv.39を捕獲、男から技マシン56「投げつける」をもらった。トレーナーは釣り人が多い。途中にはピカチュウだいすきハウスとポケモン大きさくらべの家があった。

お小遣い952953円  ポケモン図鑑176匹(捕まえた数128匹)  バッジ7個  プレイ時間153:34



INDEX 目次エイチ湖−ギンガ倉庫−ギンガトバリビルギンガトバリビルテンガン山−槍の柱破れた世界送りの泉−隠れ泉への道−219番道路−220番水道−221−222番道路/ナギサシティ−ナギサジム/

ナギサシティ−ナギサジム
ゲートを出たところで四天王・オーバが登場、言うだけ言って去っていく(会話略)。ナギサシティに到着した。
民家は地中海風の白壁で、縞の日よけ布がはためいている。ショップの店員はお姉さん2人だ。ナギサ市場でメンバー全員ががんばリボンをもらった。シールは一応一揃い買っておく。何も書かれていない看板は何のためにあるのだろう?
砂浜の白いドレスの少女に話しかける。
「……この町、なんだか落ち着くんです。海のそばで灯台があって……あっ、この先ジムバッジを持っていないと、途中で引き返すことになりますよ」
今作のミカンはぼーっとしているようで、自分から話しかけてこないし、自己紹介もしない。

階段を登り、ソーラーパネルが敷かれた高架道路を歩く。ジムの前にはオーバがいる。(会話略)ジムリーダーはまだ戻ってきていない。
高台の民家で老夫婦に話を聞く。
「なにやらギンガ団とやらが大暴れだったようだが、ナギサでは全くギンガ団を見かけなかったのう。まあ、ジムリーダーのデンジはいろんな意味で無敵だしなあ」
「そういえば昔、アカギという子供がいたような。誰とも付き合わず、機械と戯れてばかり……とても勉強ができたから、どんな風に育ったのかねえ?」
彼の人生はどこでおかしくなってしまったのだろう。
フミコの家でリボンをもらえるのは翌日から。崖の上の民家で指定された性格のポケモンを見せ、ポケッチにアプリを追加してもらう。真面目で「カレンダー」、無邪気で「ドットアート」、気まぐれで「ルーレット」だ。

町外れのシルベの灯台。ダウジングで雷プレートを見つけた。エレベーターに乗り、展望台へ。双眼鏡を覗いている金髪の男に話しかける。
「……………………………………ポケモントレーナー、ナギサジムへの挑戦者か」
「決めた!君が弱ければ、俺はポケモンリーグで戦わせてもらうとしよう。ポケモンジムの改造は終わったし、なによりポケモントレーナーとして痺れる勝負を望むからさ!シンオウ地方最強のジムリーダーとしての実力、余すところなく発揮する!」
デンジはエレベーターを降っていった。双眼鏡を覗くと、遥か北のポケモンリーグが見えた。後を追う。

ナギサジムに挑む。メンバーは、レビアたん(ポッチャマ♂Lv.42)、キスキル(ユキワラシ♀Lv.42)、クーレ(ロトムLv.42)、ベヒモス(メガニウム♂Lv.42)、ジズ(リザードン♂Lv.42)、ディーネ(メタングLv.42)の6匹だ。
(会話略)オーバはポケモンリーグで待っていると言い残し、去っていった。ジムの構造は前作と同じだ。巨大な歯車をスイッチを踏んで回転させ、上に取り付けられた通路を繋げて進む。ジムトレーナーが使うポケモンには、レアコイルやエレブーが増えている。8人を倒した。
レビアたんはハイドロポンプを覚え、ポッタイシに進化した。あわせてキスキルに目覚め石を使い、ユキメノコに進化させた。


「……さて、挑戦者」
これ、フィールド画面では普通に立っているように見えるのだが……
「俺に戦いを挑んでくるトレーナーがたまにいるけれど、みんなつまらないというか、手応えがないんだよ……」
「……ふう。俺がジムリーダーのデンジ。シンオウで一番のジムリーダーだといわれるが……まあいいや。俺にポケモン勝負の楽しさを思い出させてくれるトレーナーであってくれ!」
VSジムリーダー・デンジ(全4体)。こちらに背を向けて座り込んでいたデンジは、「っこらしょ」とばかりに立ち上がった。
無礼にも程がある!恥を知れ!お前クビ!
ちゃんとフィールド画面も後ろ向きにしておけ!

1体目はサンダースLv.46、こちらはレビアたんだ。新しい電気ポケモン、これは手持ちが電気タイプのみに統一されたということなのか。サンダースは電磁波を放ち、麻痺を負ったレビアたんはこだわりのハイドロポンプを放った。サンダースを倒れる寸前にまで追い込む。
「なるほど!君たちは強い!だが、俺たちだって強いぜッ!」
凄い傷薬で回復するそばからハイドロポンプを撃ち込む。レビアたんはチャージビームを耐え、3発目でサンダースを倒した。水タイプと舐めてかかるからだ。
2体目はライチュウLv.46。キスキルに替え、気合玉をかわす。ライチュウは妖しい光に混乱しつつもチャージビームを放ち、特攻を上げた。キスキルは冷凍ビームを放ち、ライチュウは自滅する。冷凍ビームで止めを刺した。
3体目はレントラーLv.48(前作Lv.49)。キスキルは妖しい光を放ち、レントラーは自滅した。冷凍ビームを放ち、噛み砕く攻撃を受ける。冷凍ビームで倒した。これがエースではないということは……
4体目はエレキブルLv.50!
「こいつが!俺の!最後の切り札ッ!!」
フン、そうきたか。キスキルが妖しい光を放ち、混乱したエレキブルは自滅した。
その隙にベヒモスに替え、雷パンチをしのぐ。ベヒモスは炎のパンチを食らったが、エレキブルに宿木の種を植え付け、その吸収と食べ残しで回復する。エレキブルの混乱が解けた。ベヒモスは炎のパンチを光合成で耐える。3つを合わせた回復量は受けるダメージを超え、ターンを重ねるうちに互いのHPには大きな差が生まれていた。
「ここまで追い詰められるとは!」
ベヒモスは炎のパンチを受け、必殺のリーフストームを放つ。エレキブルは倒れた。
「まいったな……!君の気持ち、ポケモンのひたむきさ、戦っているだけで熱くなる。とてもいい勝負だった」

(会話略)最後のビーコンバッジ、技マシン57「チャージビーム」をもらった。
「いよいよポケモンリーグ挑戦だな。さあ、海を渡りチャンピオンロードを抜け、ポケモンと君の実力、ポケモンリーグで見せてきたまえ!君ならポケモンリーグの四天王とも心躍る戦いを繰り広げられるさ!」
アドバイザーに感謝し、ジムを出る。メンバー全員がLv.43になった。
いざ、ポケモンリーグへ!

お小遣い955543円  ポケモン図鑑177匹(捕まえた数130匹)  バッジ8個  プレイ時間155:33

INDEX 目次エイチ湖−ギンガ倉庫−ギンガトバリビルギンガトバリビルテンガン山−槍の柱破れた世界送りの泉−隠れ泉への道−219番道路−220番水道−221−222番道路ナギサシティ−ナギサジム