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ポケットモンスターハートゴールド 博士のレポート 8

コガネシティ
空を飛ぶを使い、コガネシティに降りる。やけに静かだ。人通りがない。
「組織の建て直しを進めた3年間の努力が実り、今ここにロケット団の復活を宣言するー!」
ラジオはすべてのチャンネルがこの有様だ。しかしこの声、しゃべり方は……
アオイに電話してみる。
「ごきげんよう、アオイさん」
「あらー、ビーナスちゃん!元気ー?って、のんきなご挨拶してる場合じゃないのよー!ラジオ塔が大変なのよー!ビーナスちゃんも気をつけてね! ピッ!…………」
ラジオ塔へ急ぐ。


「コガネシティラジオ塔にようこそ!……と言いたいところなのですが、申し訳ありません。今は見学できないんです」
受付嬢は顔を伏せた。スージーがいない。上への階段はロケット団の下っ端が塞いでいる。
「なんだ、お前?ただいまお取り込み中だぞ。ロケット団以外通すなって厳しく言われてんだよ!わかったな?ここを通れるのは、この黒くてかっこいいロケット団のユニフォームを着ている奴だけだ!」
ラジオ塔はロケット団に占拠された。

周囲を調べる。グローバルターミナル、南東の路地、ジム周辺がロケット団によって封鎖されている。
「ちょっとそこどきなさいよ!たとえロケット団でも、この町で悪いことするのは、私たちジムトレーナーが許さないんだから!」
「いひひ!お前らジムの連中に出しゃばってこられるとめんどくせえからな、ジムの中でおとなーしくしてやがれってんだ!」
こんなときにアカネは……騒ぎに気づかず寝ていたりしそうだ。
「なんだ、お前?新入りか?ロケット団のユニフォームが足りなくなってな、仲間が取りに行ってるんだ。それにしてもあいつ、帰ってくんの遅いなあ……地下通路の写真屋なんて、すぐそこなのになあ」
写真屋……!ロケット団の格好をして写真を撮るというのが不自然だとは思っていたが、この伏線だったのか。

地下通路へ。記念写真スタジオに件の下っ端がいる。
「んー?お前さんも新入りか?ラジオ塔作戦のためにメンバーを増やしたら、ロケット団のユニフォームが足りなくなっちまってよ。なぜか写真屋が持ってるっていうから、ちょっくら盗みに来たんだよ。ちょうどいいや!お前、ここで着替えていけ」
ユニフォームに着替えさせられた。
「うん、なかなか似合ってるぜ〜!だが、そのカッコでうろちょろして、あんまり町の住民をビビらせるんじゃねーぞ!」

下っ端たちには、ちゃんと仲間として認識されているようだ。ユニフォームが足りない今なら、黒いジャージにマークを貼り付けただけでも誤魔化せるんじゃないだろうか?
ポケモンセンターはポケモンの回復は通常どおりしてもらえるが、ワイヤレス&Wi-Fi通信は断られてしまう。
「申し訳ありませんが……黒い服を着てる人、悪いことをしている人、ロケット団に入ってる人、そのような方々にはご利用いただけない決まりです」
後の2つはともかく、黒い服がダメというのはおかしい。ダイゴやシロナはまずアウトだ。
コガネ百貨店でお母さんからのお届け物を受け取る。ソクノの実、ウタンの実、タンガの実、カシブの実、ナモの実だった。同じものを結構な頻度で買ってこられるのは正直困る。
客の反応は驚かれたり、怖がられたり、諭されたりと様々だ。ジェントルマンの言葉が印象的だ。
「ロケット団が百貨店になんの用かな?ここには正しい心なんて売っていないんだよ」
マサキの実家、ゲームコーナー、コガネステーション、姓名判断士は変わりなかった。


だいすきクラブのメグミから、金の玉をくれると電話がかかってきた。取りに行こう。
「コラコラ、作戦中だってのにどこへ行くつもりだ?」
「オラオラ、何してんだ。ラジオ塔はこっちじゃねーぞ!」
北のゲートで止められてしまった。ならば南へ。
「ちょ、ちょっと待て!こっちの担当は俺1人しかいないから大変なんだよ。頼むから、あんまり俺を振り回さないでくれ!」
そうだ!空を飛ぶを使えば……!
「今はそれどころじゃない!」
誰の声!?閉じ込められた……自転車も駄目だ……

ポケモンくじのためにも、合言葉のためにも、金の玉のためにも、ロケット団を倒す!

お小遣い23373円  ポケモン図鑑164匹(見つけた数174匹)  バッジ7個  プレイ時間177:45



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コガネラジオ塔
ラジオ塔に入る。受付嬢が気づいた。
「口を合わせてくださいね」
「は、はい。言われたとおり、見学者には帰るように伝えています……」

階段を守る下っ端に話しかける。
「お手伝いにまいりました!」
「なんだ?新入りか?ほほう、ロケット団の制服がよく似合ってるじゃねーか!いいぞ、通ってよーし!」
「どうした?とっとと上がっていって、持ち場に着け!」
「は、はい!」
ふぅ、うまくいった……
「やい!ロケット団!弱虫どもが寄り集まって、人に迷惑かけるような真似してるんじゃねえ!」
アホげ!よりによって、こんなときに……
「……あれ?お前、ビーナス?こんなところで何してんだ?まさか……お前までそんな格好して強くなったつもりか?」
「し、知りません!わたくし、こんな人知りません!」
「馬鹿馬鹿しい!そんな格好やめちまえ!」
「あ〜れぇ〜!」
ユニフォームを剥ぎ取られてしまった。くるくる回して、お前は悪代官か!
「な、なにー!貴様、新入りじゃなかったのかっ!?だったら俺と勝負しろー!」
VSロケット団の下っ端。バルペクラ(フーディン♀)はラッタ♂Lv.24 2匹をサイケ光線で倒し、Lv.29になった。
「お前、強すぎる。このままでは計画が台無しだ。仲間に知らせないと……」
下っ端は階段を駆け上がっていった。

「そうか、変装して忍び込むつもりだったのか……」
「そうですわっ!」
「フン!弱い奴の考えそうなことだ。まあいいさ。ここはお前に任せてやるよ。俺はマントのドラゴン使い……ワタルっていったっけな。あいつをぶっ倒す!そして……次はお前だ。それまで覚悟しておけよ……」
アホげは出ていった。とりあえず、後回しにしてくれてよかった。


南北を封鎖していた下っ端がいなくなっている。外に出られる!空を飛ぶも自転車も大丈夫だ!
「怪しい人間がいないか見回っているのです」
「今日も異常なーし!」
警官も警備員も当てにならない。ワタルに電話番号聞いとくんだった。

メグミに会い、金の玉をもらってきた。今度こそ突入だ!

2階・営業部。下っ端4人を倒し、シーラム(サンドパン♀)、ハイドラ(ミニリュウ♀)がLv.29になった。第2スタジオのアオイは無事だろうか?
「えっ!今日の合言葉?もちろん、助けてー、でしょ!」

3階・総務部。3人を倒す。ロックされた扉がある。カードキーがいるようだ。職員に話を聞く。
「こいつらのボスが扉の向こうに立てこもったの。中から鍵をかけられたけど、局長なら開けられるわ!局長は5階よ!お願い、助けてあげて!」

4階・制作室。2人を倒し、第1スタジオへ。セージとクルミの前をすり抜け、ランスに見とれていた下っ端を倒す。ペガサス(ピカチュウ♂)がLv.30になった。
「んもー、どうしてこんな目に遭うんですかあ!ニャースちゃん、助けてー!」
「……にゃあ」
「ロケット団か……彼らには足りないものがある。それは音楽だよ!音楽は人の心を豊かにする。音楽を好きな人間なら、ラジオ塔でこんな悪さをするはずがない……で、ごじゃる!」
2人とも気が動転している!


5階・局長室。立派な机が置かれ、初老の男が座っている。だが、どうも様子がおかしい。
「ゴホンゴホン。あーあー……えー、我輩は局長であーる!今日から我がラジオ局では、ロケット団を褒め称える素晴らしい番組を放送していくことになった!みんな、つべこべ言わずにしっかりといい番組を……」
「ラジオ聴きましたわ。ラムダさん」
「うわっ!物真似の練習中に、誰だお前は!?……って、またビーナスか!」
ラムダは変装を解いた。
「くっそー。せっかく局長に成りすまして、各地をロケット団色に染めてやろうと思っていたのに!」
以前、警備員が今の局長はおかしいと言っていた。なぜ、ロケット団の活動が公にならなかったのか?マスメディアは既にその支配下にあったのだ。
「よっし、今度こそ本気の本気で勝負だ!」

VSロケット団幹部のラムダ(2)。手持ちはフルに6匹、1匹目はドガース♂Lv.30だ。バルペクラを出し、サイケ光線で倒す。バルペクラはLv.30になり、自己再生を覚えた。
2匹目マタドガス♂Lv.32、3匹目ドガース♂Lv.30、4匹目ドガース♂Lv.30、5匹目ドガース♂Lv.30を次々と倒す。バルペクラはLv.31になった。6匹目もドガース♂Lv.30だ。好きだなぁ。
「あれ?俺様負けそう?」
「ええ!」
サイケ光線で倒した。
「わ、わかった……局長の居場所教える」

「いいか、よく聞け。本物の局長は……地下倉庫に閉じ込めてある!地下倉庫わかるか?コガネの地下通路の奥の奥のさらに奥……俺様は親切だからな、地下倉庫へ行くための鍵をお前にやろう。ありがたくちょうだいしな!」
地下の鍵をもらった。
「……その親切、高くつきそうですわね」
電話が鳴った。
「もしもし、ビーナス。元気?今日お買い物に行ったら良さそうな道具を売ってたから、ビーナスのお金で買っちゃった!ゴメンね!でも、配達員さんにお願いしておいたから、近くのフレンドリィショップやデパートで受け取れるはずよ!きっと、あなたの役に立つわ
「ありがとうございます、お母様!」
急いで階段を下りる。

(前略)……ふふ……子供に辿り着けるかな」

お小遣い32211円  ポケモン図鑑164匹(見つけた数176匹)  バッジ7個  プレイ時間179:20



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地下倉庫−コガネラジオ塔
コガネ百貨店でお届け物のリリバの実を受け取り、地下通路へ。なぜか舞妓はんがいる。
「さっきから黒い服のロケットはんたちが慌てて行ったり来たり……何事やろかと思いましたが、あんさんがロケットはんを?ほんにお強いのどすなあ。これなら伝説のポケ……おほほ!なんでもあらしまへん」
「そちらこそ、ポケモンがお出来になるそうで。ぜひ、お手前を見せていただきたいものですわ」
「ほな、お先にー」
舞妓はんは歩いていった。思わせぶりな言葉も、こう繰り返されると鬱陶しいだけだ。

立入禁止と書かれた扉を地下の鍵で開け、階段を下りる。ロケット団の下っ端が待ち構えているのが見える。さて、どんな罠が仕掛けられているのやら……

「待てよ!」
「アホげ!なぜここに……」
「さっきはああ言って、お前を油断させておいたのさ。そうやって後をつけていけば、あのワタルって奴と会えるんじゃないかと思ったが、ちっとも現れやしねえ!」
「それは残念でしたわね」
「……フン。まあいいさ。順番が逆になるが、先にお前から片付けさせてもらうぜ!」

VSライバルのアホげ(4)。結局、後回しにはならなかった。どう考えても、これが一番の罠だ。手持ちは5匹、1匹目はゴルバット♂Lv.30だ。クレーター(ウツドン♀)を出す。眠り粉で眠らせ、ペガサスに替えて10万ボルトで倒した。
2匹目はオーダイル♂Lv.32。雷で倒し、ペガサスはLv.31になった。
3匹目はニューラ♂Lv.32。騙し討ちと10万ボルトで、互いにHPがわずかとなった。フォーナ(マグマラシ♀)に替え、電光石火を受ける。騙し討ちを受け、火の粉で倒した。
4匹目のコイルLv.28も火の粉で倒した。5匹目はゴースト♂Lv.30だ。
「おいおい、なにムキになってるんだ?」
シーラムに替え、シャドーボールを受ける。先制の爪が発動、シーラムはシャドークローでゴーストを倒した。フォーナがLv.31になり、スピードスターを覚えた。
「……なぜだ。なぜ負ける。最強のポケモンを揃えた。手加減もしていない……なのに、どうしてだ?」

「……くっ。わからない。あのワタルって奴が言うように、オレにはポケモンへの愛情が……信頼が……足りないから勝てないってのか」
「……」
「なんのことだかわかんない」
「アホげ……」
「だが、このまま終われるかよ。こんなことで最強になるって夢、諦められるかよ……」
アホげはモンスターボールを握り締め、歩いていった。どうしようもなく、弱さが覗いた瞬間だった。


まずは下っ端を片付ける。
「どこかのドアが開けば、どこかのドアが閉まる。目的地に辿り着けるかな?」
VSロケット団の下っ端。ベトベトン♂Lv.23をクレーターが眠り粉で眠らせ、シーラムが穴を掘るで倒す。2匹はLv.30になった。シーラムはドガース♂Lv.23をブレイククロー、コラッタLv.25を穴を掘るで倒した。
火事場泥棒もいる。絵に書いたような怪しい人だ。ハイドラがLv.30になった。かなり大変だが、逆鱗を覚えるLv.51まで進化キャンセルすることにする。ここは開発途中で放置されたのだそうだ。奥で煙玉を拾った。
すべて片付けたので仕掛けを解く。ドアで仕切られた小部屋は床が赤・青・緑の3色で塗られ、中央の部屋の壁には同じ色をした3つのボタンがある。ボタンを押すと、色に対応した部屋のドアが開閉する。緑・赤・青の順で押し、通り抜けた。

地下倉庫に入る。曲がりくねる通路は物が置かれ、歩きづらい。下っ端を片付け、ハイドラがLv.31になった。
広めの部屋で技マシン82「寝言」を拾った。ラムダの変装に似た初老の男がいる。
「ラジオ塔の局長さんですね?」
「……き、君は?そうか、助けに来てくれたのか。ありがとう、礼を言うよ。そ、そうだ!ラジオ塔はどうなってる?」
「(かくかくしかじか)ということですの」
「なに、ロケット団でいっぱい!?わかった!このカードキーを渡そう」
カードキーをもらった。
「それさえあれば3階のシャッターは開く。頼む、ラジオ塔を乗っ取られたら何をされるかわからない。おかしな電波を流してポケモンを操ることだってできてしまうかもしれない。頼めるのは君だけなんだ。ラジオ塔を……全国のポケモンを助けてくれ」
「わかってますわ」

地上に戻る。階段を上ったところで、ビーナス的超重要アイテムを拾った。
「これは……お守り小判!!あははははうふふふふ」

がぜん気が乗ってきた。早くロケット団をやっつけて、賞金を2倍せしめたい!
ポケモンセンターで回復。ロケット団のポケモンは毒タイプが多い。相性のいいバルペクラにお守り小判を持たせる。ただし、アテナはエスパー技の効かない悪タイプを持っており、一筋縄でいくものではない。

ラジオ塔3階。カードキーを使い、扉を開く。下っ端を倒し、4階へ。ランスだ。
「お待ちなさい!……おや?君は確か、ヤドンの井戸で我々の作戦を邪魔してくれた……なるほど……そうまでして私を怒らせたいのですね。いいでしょう。お望みどおり、ロケット団幹部の怒りを見せてさしあげますよ!」
VSロケット団幹部のランス(2)。手持ちは2匹、1匹目はゴルバット♂Lv.28。バルペクラを出す。サイケ光線でゴルバットを倒し、バルペクラはLv.32になった。2匹目はマタドガス♂Lv.33だ。
「私をこれほどまでに追い詰めるとは……!」
サイケ光線で倒した。
「ふぅぅ……」
「私に勝ったところで、所詮はロケット団の怒りを強めただけですよ……」


5階。エレベーターの前にアテナがいる。手持ちの並びを変える。
「あら。あなた……チョウジのアジトで会ったわね?あのときは負けたけど、今度こそ……うっふっふっふ。今度こそ本当にお一人様みたいね。だったらチョロイもんだわよ。さあ、覚悟なさい!」
VSロケット団幹部のアテナ(2)。手持ちは3匹、1匹目はアーボック♀Lv.32だ。シーラムを出す。シーラムは噛み砕くを受け、穴を掘るで攻撃する。威嚇のせいで倒しきれない。2度目で倒し、シーラムはLv.31になった。
2匹目はラフレシア♀Lv.32。フォーナに替え、メガドレインを受ける。火の粉2発で倒した。3匹目はヤミカラス♀Lv.32だ。
「ちょっと、何すんのよ!」
ナイトヘッドを受け、火の粉を放つ。ヤミカラスが火傷を負った。
「な、なんでそんなに強いの!」
ナイトヘッドを受け、火の粉で倒した。フォーナはLv.32になった。
「くききききーっ!全力で戦ったのに……これでも勝てないなんて!」
「もったいないわねぇ……せっかくの強さを悪いことに使わないなんて!まっ、あなたのような人には、あたくしたちの素晴らしさ、永遠に理解できないのよ。残念だわぁ。あなたの強さ、気に入ってたのに」


エレベーターに乗り、展望台に向かう。円形をした展望台は広く、眼下にコガネを一望できる。窓辺で、白いスーツを着た若い男が外を眺めている。
「あなたで最後ですわ」
「おやおや……ついにここまで来ましたか。なかなか優秀なトレーナーのようですね」
男は振り返った。
「我々はラジオ局を乗っ取り、全国に向けて復活宣言をするのです。そうすれば、どこかで修行中のサカキ様も戻られるに違いない。あの昔の栄光を取り戻すのです……その邪魔はさせませんよ!」

VSロケット団幹部のアポロ。アテナと顔が似ている。名前の由来と思われる、ギリシャ神話に登場する神・アテーナーとアポローンは異母姉弟であり、この2人も姉弟のように見える。
手持ちは3匹、1匹目はデルビル♂Lv.35だ。シーラムを出す。先制の爪が発動、シーラムは穴を掘るで炎の牙をかわし、デルビルを倒した。
2匹目はドガース♂Lv.35。バルペクラに替え、煙幕を受ける。リフレクターを張り、サイケ光線でドガースを倒した。
3匹目はヘルガー♂Lv.38。このレベル、ジムリーダー以上だ。
「我々の復活宣言がサカキ様に届くまで、お前に邪魔をしてもらっては困るのですよ!」
シーラムに替え、噛みつくを受ける。炎の牙を受け、穴を掘るで攻撃、ヘルガーに大ダメージを与える。
「そんな馬鹿な……」
炎の牙を受け、穴を掘る。ヘルガーを倒し、シーラムはLv.32になった。
「……ぐう。サカキ様、お許しください……」

「……なんということだ。すべての夢が、今終わりましたよ。やはり、私では無理でしたか。わかりました。サカキ様がそうしたように、私たちロケット団はここで解散しましょう。さらばです」
アポロは静かに去っていった。

ポケモンの悪役は最後、ほとんどが何の報いも受けることがない。どうも釈然としない。

局長が来た。途中でアポロとすれ違ったことだろう。
「おお……!もうやっつけてくれたのか。礼を言うよ。ほんとありがとう」
「いいえ、ポケモントレーナーとして当然のことをしたまでです!」
賞金もたんまり手に入った。
「君の勇気ある行動が全国のポケモンを救ったんだ。よし!君だったら、これを持つのにふさわしいだろう。受け取ってくれたまえ!」
虹色の羽根をもらった。根元から先端にかけて赤・白・緑と色が変わっている。これは……!
「昔ここにあった古い塔を建て替えてラジオ塔にしたとき、塔のてっぺんで見つかったのが、その虹色の羽根なんだ。虹色の羽根があれば、エンジュのスズの塔に登れる。そんな話を私はタンバの知り合いから聞いたことがあるよ」
「さて、そろそろ私は局長室に戻るよ。じゃあね!」
局長が立ち止まり、振り返った。
「そうそう!危なく忘れるところだった!タンバの知り合いが言うには、その虹色の羽根でスズの塔を登っていっても、それだけでは伝説のポケモンは来ないらしいんだ。何かもう一つ必要なものがあるって……」
「もう一つ?なんなんですか、それは?」
「言ってたような……言ってなかったような……なんだっけなあ……忘れてしまいました!」
思わせぶりな……また振り返った。
「思い出したんですか!?」
「いやいや、なんでもないよ。こういうの、フェイントっていうんだよね。じゃ、今度こそ局長室に戻るから!」
今度はわざとか……

声援を受けながら局内を歩く。実に気分がいい。
「ありがとね、小さな英雄さん!これは私からのお礼よ!」
3階のお姉さんから技マシン11「日本晴れ」。
「あたしを助けてくれたトレーナーさんですよねえー?じゃあ、これ!あたしの気持ち、あげちゃいますう!」
クルミから光の粉をもらった。
アオイの合言葉に参加し、スージーのポケモンくじを引く。3桁一致し、8台目の学習装置が当たった。

お小遣い48741円  ポケモン図鑑164匹(見つけた数181匹)  バッジ7個  プレイ時間183:15



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渦巻島−44番道路−氷の抜け道−フスベシティ
「もしもし、こんばんはー!カオリでーす。ねぇ、あなた時間空いてる?私今すごく暇なの。もし時間が空いているなら、私とポケモン勝負しない?32番道路にいるから、近くに来たら声をかけてねー。 ピッ!…………」
前回はなかったことにされてしまったので、念のため折り返しかけてみたが、今度は大丈夫そうだ。
「遅ーい!さっそく勝負しましょー!」
「よろしくお願いしますわ!」
VSピクニックガールのカオリ(2)。手持ちは2匹になっている。1匹目はウツドン♀Lv.35。ペガサスは空を飛ぶで倒し、Lv.32になった。
2匹目はニドリーナ♀Lv.38……38!?10万ボルトを撃つと、おだてるで混乱させられた。ハイドラに替える。噛みつく攻撃をなんとか耐え、波乗りでニドリーナを倒した。もう少しレベルが上がるまで、再戦は遠慮することにしよう。


局長の話に出てきた「タンバの知り合い」が気になり、タンバシティに飛ぶ。心当たりはある。あの北の外れの家だ。
「あんた、エンジュにあるスズの塔を知ってるかい?あそこのてっぺんには透明な鈴ってのがあってね、どれだけ強い風が吹いてもまるで音を立てないんだよ。でも、たった一つだけ音を鳴らす方法がある。それは……塔の上にあるのと同じ、透明な鈴を手に入れることさ。あたしも昔その鈴を手に入れようとしたけど……果たせなかったねえ」
私には夢破れた主人公の成れの果てに見えた。ゲームの中に現実の厳しさを見たような気がした。

近くまで来たので、渦巻島を調べることにする。赤いギャラドスに秘伝マシンで渦潮を覚えさせた。
島は4つある。まずは北西の島からだ。渦が行く手を阻む。ギャラドスが渦潮を使うと、ハイドラは流れに巻き込まれることなく、その上を進んだ。砂浜に上陸、ダウジングで星の砂を見つけた。
洞窟に入る。真っ暗なため、クレーターのフラッシュで照らす。はしごを下りると、広大な空間が広がった。ポケモンはクラブ、パウワウ等を確認、金の玉、リゾチウム等を拾い、ダウジングで回復の薬、不思議なアメ等を見つけた。はしごを上り、外に出ると、そこは南西の島だった。島同士は地下でつながっていたのだ。
南東の島を調べ、北東の島へ。こんなところに坊主がいる。
「この島にいたポケモン、すなわちルギアは、滝壺の奥に潜り込み、二度と出てこなくなりました……もし、ポケモンと深い絆を結べる人間が、ルギアにゆかりのある物を持ってくれば、ルギアは誘われて出てくるかもしれません……」

久々にGTSへ。ジュゴン♀Lv.50、ラフレシア♂Lv.24、ニューラ♂Lv.55、ポリゴンLv.1、デルビル♀Lv.1、キュウコン♂Lv.27、ベトベトン♂Lv.100、イノムー♂Lv.34、ヘルガー♀Lv.28、フシギソウ♂Lv.16を手に入れた。

ポケモンWCS2010会場でユニオンルームに入り、交換でミズゴロウ♂Lv.1等を手に入れた。

チョウジタウンに来た。
「ねえ、おばあちゃんのお店に寄ってってー!ここでしか買えない物……っていうのはないんだけど、よそのお店で買うなら、うちで買っても同じでしょ!」
お土産屋さんが再開し、少女が呼び込みをしている。もともと貸店舗だったのかもしれない。中にはおばあさんがいる。
「ひゅひゅー。この音が気になるのけ?実は入れ歯が合わなくてな、隙間から空気が漏れるだよ(後略)
紛らわしい。地下に下りる階段はあのままだ。

怒りの湖は雨がやみ、水位が下がっていた。水が引いた西側を歩く。トレーナーがおり、クレーターがLv.31になった。
水曜日のミズオを見つけた。曜日兄弟もこれであと1人だ。
「僕は水曜日のミズオ!せっかく出会ったんだ。これ受け取ってくれよ!」
黒帯をもらった。
「その黒帯は格闘タイプの技の威力を高める道具さ!」
「僕を見つけられたなら、他の姉さんたちとはもう会ったんじゃないかい?それともラッキーだったのかな?」

饅頭売りのおじさんに声をかける。ムラサキ博士はあんこ好きなのである。
「えっ!いかり饅頭?まだ欲しいの!?一つあれば十分だと思うよー」
繰り返す、ムラサキ博士はあんこ好きなのである!…………はぁ。

フスベシティを目指し、東の44番道路へ。赤ぼんぐりが生えている。クレーター、ハイドラがLv.32になった。釣り上げた道具をくれるという、釣り人のヒデノリをポケギアに登録した。草むらでウツドン、モンジャラ等を確認した。


氷の抜け道に入る。ところどころ床が凍りついており、滑って移動する。ウリムー♀Lv.23、ルージュラ♀Lv.22を捕獲した。
おじさんに呼び止められた。
「君、あそこに道具が落ちてるの見えるか?あれを落としたの僕なんだけど、拾いに行けないんだよね。なぜかって?だって、氷の上歩いたら足の裏が冷たいじゃないか!僕の靴、磨り減っちゃって靴底がないんだよ!」
通してくれないので、仕方なく拾いに行く。それは秘伝マシン07「滝登り」だった。バッグにしまう。
「あそこに落ちてた道具、秘伝マシンだったでしょ?落としたのは僕だけど……いーよいーよ、せっかく拾ってきてくれたんだもん、君にあげるよ!中身は滝登りだから、好きなだけ滝を登りなよ!僕?僕は滝を登る前に新しい靴買わなきゃ!」
その言い方、まるで主人公が持ち逃げしようとしているみたいじゃないか!……よくわかったな。

はしごを下り、地下1階へ。床に穴が開き、丸い岩が転がっている。地下2階に下りてみたが、床を滑っても中央のはしごに辿り着けない。やはり、岩を落として足場を作らなければならないようだ。上に戻り、氷の塊をよけながら、怪力で4つの岩を下に落とす。地下2階の床を滑り、中央のはしごを下りる。
地下3階で融けない氷、地下2階で技マシン72「雪雪崩」、地下1階でブロムヘキシン、1階でタウリンを拾った。

また舞妓はんだ。
「あれま、ビーナスはん。こんなところでこんにちは。実は……草履が氷に張りついて動けなくなってしまったのどす。ゾーリがコーリに……ププッ。笑いごっちゃおまへん!どうか助けておくれやす。うちの後ろに回り込んで、背中を押してくださいましな」
ポイントアップを拾った。出口はすぐそこだが、舞妓はんが邪魔になって行くことができない……後ろに回り込む。
(前略)どうか背中を押して助けてくださいましな……」
「>草履を脱げばよろしいのでは?」
「そんな殺生なこと言わんと、うちの背中を押してくれはりますやろ?な?」
「>冗談ですわ。せーの……」
トン!
舞妓はんは床を滑り、出口に着いた。できるなら、助走をつけて蹴り飛ばしたかった。
「あんさん、ええお人どすなあ。ほな、おーきにー」
後を追い、外に出る。

洞窟を出るなり、トレーナーと目が合った。すわ勝負と思いきや、氷の抜け道を抜けてきたことをほめられてしまった。
「ここはフスベシティ 静かな山あいの町」
三方を険しい山に囲まれた傾斜地に、茅葺の家がぽつりぽつりと建っている。「シティ」より「里」というのが似つかわしい。フスベにはドラゴンを自在に操る一族が住み、ドラゴンにまつわる伝説が多く残るという。
ポケモンセンターで回復、フレンドリィショップでお母さんからのお届け物のリリバの実、ホズの実、ビアーの実を受け取る。

「ここはポケモン技の家 ポケモンの技を思い出したり、忘れさせたりできる不思議な家」
秘伝技をも忘れさせる忘れオヤジ、レベル技を思い出させる技マニア、ドラゴンタイプのポケモンに流星群を覚えさせるタツばあさん、各御三家の最終進化形に究極技を覚えさせる究極の技教え、その4人が一堂に会している。出しどころに困ったのを無理やり詰め込んだ感がある。がんばリボンをもらえるのもこの町だ。
「ほほほ……わしはタツばあさんじゃ。お前さんには、ドラゴン使いの素質がかすかに感じられるのう。どうじゃ?お前さん……わしが知っている技をポケモンに覚えさせてみるか?」
「>お願いしますわ」
「では、どのポケモンに覚えさせるんじゃ?」
「>ハイドラに」
「では、ミニリュウに技を教えるとしよう……」
ハイドラに流星群を覚えさせた。逆鱗を覚えるまでは、これでしのぐ。
「流星群の威力は凄まじいものじゃ!じゃが、使うと自分の特殊攻撃も下がっちまうぞ」

土曜日のツチオを見つけた。曜日兄弟コンプリート!
「………………ぼく、土曜日のツチオ……これ、あげるよ……」
やわらかい砂をもらった。
「………………やわらかいすな……地面タイプの技が強くなる。きみがおどろくくらいね……」
「………………きみ、ぼくたち兄弟全部見つけてくれた人……もうぼくたち……ともだち。記念に……ぐっすリボンあげる」
マグマラシはぐっすりボンをつけてもらった。リボンをもらうとき、ニックネームを無視されるのは違和感がある。
「きみのポケモン、ぐっすリボンにあってる……」

お小遣い55535円  ポケモン図鑑176匹(見つけた数182匹)  バッジ7個  プレイ時間199:22



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フスベジム−竜の穴
「ジムリーダーのイブキ様がお待ちになっておられます。ですが、並大抵の実力では勝てませんよ」
案内役の男は言った。何の条件もなく挑戦できることに感動。これが当たり前のはずなのだが。

「フスベシティポケモンジム リーダー・イブキ 聖なるドラゴンポケモン使い!」
フォーナ(マグマラシ♀Lv.32)、クレーター(ウツドン♀Lv.32)、シーラム(サンドパン♀Lv.32)、ペガサス(ピカチュウ♂Lv.32)、バルペクラ(フーディン♀Lv.32)、ハイドラ(ミニリュウ♀Lv.32)の6匹で挑む!
アドバイザーが声をかける。
「おーす!未来のチャンピオン!このジムは足場が不安定で危険だから、ポケモンはしまっておいてくれよな」
「……さて、イブキが使うポケモンは伝説の生き物、聖なるドラゴンポケモン!ちょっとやそっとじゃダメージを与えられない!
……だがな、氷タイプの技には弱いって話だぜ!」

連れていたハイドラをボールに入れる。下には煮えたぎる溶岩の海が広がっている。覗き込んでいるだけで顔面がこんがりと焼けてしまいそうだ。
橋があるが、間が空いていて渡れない。路面に三角と丸のスイッチがついている。三角のスイッチを踏むと、橋がその方向に動いた。次に丸いスイッチを踏むと、橋が右回りに90度回転した。こうやって道を繋げればいいわけだ。もう一度丸を踏んで向きを合わせ、三角を踏んでぴたりとつける。1人目のジムトレーナーだ。
「初めて戦うドラゴン使いの強さ、思い知るがいい!」
VSエリートトレーナーのマサル。手持ちは3匹、1匹目はミニリュウ♂Lv.35だ。ハイドラを出す。ミニリュウを流星群で倒し、特攻が下がった。
2匹目もミニリュウ♂Lv.35。シーラムに替え、ドラゴンダイブを受ける。ブレイククローで攻撃、アクアテールを受け、二度目で倒した。
3匹目はシードラ♂Lv.35だ。クレーターに替え、塩水を受ける。バブル光線を耐えて眠り粉で眠らせ、つるのムチで倒した。
「ドラゴン使いのワタルさんに会ったことがあるって……?まさか、そんなはずないよ」
意味深に聞こえるが、ワタルも一切出歩かないわけでもないだろう。しかし、言うだけのことはある。ジムトレーナーでこのレベルでは、ジムリーダーは40を越えるだろう。弱点を突ける流星群は一度きりだし、氷技もない。レベルを上げるしかない。

そういえば、8番目のジムだというのに、最初にもらったポケモンが最終進化形にもなっていない。やはり、二地方巡る前提でレベルが低く設定されているのか。
再戦希望のトレーナーを回る。短パン小僧のゴロウ、釣り人のヤスアキ、山男のツトム、キャンプボーイのヨウイチ、ミニスカートのユキ、塾帰りのシュウイチ、船乗りのゲンキ、怪獣マニアのマコト、釣り人のヒデノリ、鳥使いのモトヒロと戦った。勝負後、ゴロウからマックスアップ、ゲンキからタウリン、モトヒロからインドメタシンをもらった。ヒデノリから電話があり、苔のついたスーパーボールをもらった。
野性ポケモンとも戦う。断崖の洞窟でキングラー♀Lv.22を捕獲した。

フスベに戻ってきた。全員Lv.34でジム戦の続きをする。
「僕が負ける要素なんて1%もないね!」
VSエリートトレーナーのテツロウ。シーラムはブレイククローで攻撃、ハクリュー♂Lv.38は高速移動で素早さを上げる。アクアテールを受け、穴を掘るで倒した。
「自分の未熟さを思い知った。それを教えてくれた君に感謝するぜ!」
ジムトレーナー計5人を倒し、クレーター、ペガサスがLv.35になった。ワープパネルを使わないと入口に戻れない。
フレンドリィショップでお母さんからのお届け物を受け取る。バコウの実とハバンの実だ。これは……!


橋は最後がちょっとややこしい。マントをつけた女がいる。
「私がイブキ!世界で一番のドラゴン使いよ。実力もポケモンリーグ四天王にだって負けてなんかないわよ!どう、それでも戦うの?」
「ええ、もちろん。勝たせていただきますわ」
「……そう。わかったわ。じゃ、始めましょう!私もトレーナー、どんな相手だって全力でぶつかってあげる!」

VSジムリーダーのイブキ。カットインの顔がセクシー。マントを翻し、振り向いて指をさす。
手持ちは4匹、1匹目はギャラドス♀Lv.38だ。ペガサスを出す。ペガサスは噛みつくを耐え、10万ボルトでギャラドスを倒した。
2匹目はハクリュー♀Lv.38。ペガサスは雷を放ち、叩きつける攻撃に倒れた。バルペクラを出す。サイケ光線で倒し、バルペクラはLv.35になった。技の威力不足を補うため、こだわり眼鏡を持たせている。
3匹目はキングドラ♀Lv.41。サイケ光線を放ち、煙幕を受ける。破壊光線を耐え、動けないキングドラをサイケ光線で倒した。
4匹目はハクリュー♀Lv.38だ。
「あと1匹?これからが本当の勝負よ!」
「ふうん」
サイケ光線と大文字は互いに外れた。バルペクラはサイケ光線を当て、叩きつける攻撃に倒れた。ハイドラを出す。
「嘘ー!?勝つのは私!そう決まってるのよ!」
「まあ、最初の余裕はどこへ行ったのかしら……尻尾を巻いて逃げ出してもいいのですよ、世界で一番のドラゴン使いさん?」
ハクリューが竜の波動を放つ。ハイドラは持たせていたハバンの実で威力を半減して耐え、流星群でハクリューを倒した。
ありがとう、お母様!
「この私が負けるなんて……信じられない、何かの間違いよ……」

「私は認めないわ。負けて言うのもなんだけど、あなたの考え方ではポケモンリーグに挑戦なんて無理に決まってるわよ」
「考え方?そんなこと、いつ話したかしら」
「……そうだわ!このポケモンジムの裏に竜の穴と呼ばれる場所があるの。中央に祠があるから、そこへ行ってごらんなさい。もしそこであなたの考えを認められたなら、私もあなたがジムバッジを渡すにふさわしいトレーナーだと認めてあげるわ!」
「見苦しいですわね」
「どうしたの?やっぱり、あなたじゃ無理かしら?」


入口に戻る。
「おいおい、イブキに勝つなんて、こりゃたいしたもんだぜ!」
「あれはどういうことですの?勝者にバッジを渡さないのはルール違反ですわ!」
「イブキはああ言ってるけど、君は十分強い!……と俺は思うぜ。ま、ここはイブキの言うとおりにしておいたほうが良さそうだけどな!」
柱のプレートには、まだ名前が入っていない。こんな人間性に問題のあるジムリーダーは初めてだ。ジムトレーナーを見習え。
「イブキ様に勝たれたのですか!それは凄い……ワタル様以外に負けるのを見るのは初めてです!」

ポケモンセンターで回復、ジム裏手の池を渡る。
「この先、竜の穴」
「孫のイブキ様がお許しになったならば、長老様もきっとお許しになるじゃろう……どうぞお通りくださいまし」
老人の案内を受け、洞窟の中へ。BGMが無駄に凄い!魔王との最終決戦が始まりそうな雰囲気だ。はしごを下りると地底湖があった。奥に件の祠が見える。橋は落ちている。

「貴様!何者だ!勝手に入ってくるな!」
やはり罠だったか。つくづく見下げたものだ。
VSエリートトレーナーのリュウ。ハイドラはハクリュー♂Lv.37のアイアンテールを受け、流星群で倒し、Lv.35になった。
残りのギャラリーも片付けるとしよう。
「知らない人ですー」
「あなた、だれですかー」
VS双子ちゃんのハナとヒナ。手持ちはミニリュウ♀Lv.35 2匹だ。フォーナはスピードスターを放ち、シーラムはブレイククローで片方を倒し、もう片方はシーラムに頭突きする。スピードスターで倒した。2匹はLv.35になり、フォーナは火の粉に替わって噴煙を覚えた。火炎放射を覚えるまでのつなぎには十分だ。

水上ではコイキングに混じってミニリュウも見られる。竜の祠に着いたが、正面の扉は開かない。左右で水が渦を巻き、裏に回るには秘伝技がいる。ポケモンセンターに戻り、手持ちにギャラドスを入れる。


渦を越え、裏口に来た。扉を開ける。篝火が焚かれ、3人の老人がいる。中央が長老だ。
「ふむ……よく来たのう。なーに、心配するでない。何も言わなくてもわかっておる!イブキの奴に言われてここまで来たのじゃろう?あの娘にも困ったものよ……」
「心中お察しします」
「まぁ、おぬしには申し訳ないが、少しばかり試させてもらうぞ。なーに、わしの質問に答えてもらうだけじゃよ。ではいくぞ……」
「おぬしにとって、ポケモンはどのような存在なのかな?仲間・手下・友達」
「>共に戦う仲間です。ただの仲良し友達なら勝負なんて危ないことさせられませんし、手下でもありません」
「ふむ、なるほど……ポケモン勝負で勝つために必要なこととは何かな?作戦・育成・インチキ」
「>一つだけ挙げるなら、作戦でしょうか。育成も同じくらい重要です」
「ふむ、なるほど……どんなポケモントレーナーと戦ってみたいと思う?弱い人・強い人・誰とでも」
「>誰とでも戦います。いろいろな人と戦うことで得られるものがあると思います」
「ふむ、なるほど……ポケモンを育てるのに一番大事なことはなんじゃ?愛情・暴力・知識」
「>一番は知識だと思います。もちろん愛情も大事ですが、知識に欠けていてはポケモンを正しく育てることはできません」
「ふむ、なるほど……強いポケモンと弱いポケモン、どっちのほうが大事かのう?強いほう・どっちも・弱いほう」
「>強いポケモンも弱いポケモンも、どちらも同じポケモン。どちらも大事です」
「ふむ、なるほど……おぬしはポケモンをとても大事にしているようじゃな……感心感心。その心が大切じゃ!ビーナスよ、今の気持ちを忘れるでないぞ。その気持ちを忘れなければ、ポケモンリーグに行っても十分通用するじゃろう!」

ちなみに、それぞれ「手下」「インチキ」「弱い人」「暴力」「強いほう」と答えると、長老は横を向き、その都度問い直す。全問通さないのは、合否を決めることではなく、問答そのものが目的だからだろうか。
「はぁ?よく聞こえなかったのう……なんと言ったんじゃ?」
選択肢や判定に納得いかないものもあるが、それが製作者の考え方だ。「弱いほう」が大事というのもおかしいと思うのだが。

扉が開き、イブキが入ってきた。
「結果はどうかしら?聞くまでもないと思うけど……あなたでは無理だったでしょう?」
「合格みたいですわ」
……え!合格?そんな!嘘でしょ!わっ、私だってまだ認めてもらってないのに!」
イブキは後ずさりした。大文字を使うほどのことか?
「こりゃ、イブキ!この者、技も心も見事なものじゃ。観念して、さっさとライジングバッジを渡さんか!さもないと……このことをワタルに言い付けるぞ!」
「わっ、わかりましたわ……さあ、これがライジングバッジよ……さっさと受け取りなさい!」
ようやくライジングバッジをもらった。これで8個が揃った。ワタルには頭が上がらないのか。それはいいことを聞いた。
「ライジングバッジを持っていれば、どんな滝でも登ることができる……そして、すべてのポケモンがあなたをトレーナーとして認め、どんな命令にも従うわ……」
「イブキよ……お前になくて、この者にあるもの……それが何かをよく考えることじゃ」
「………………………………」
イブキは何も言わず飛び出していった。もはやプライドはズタズタだろう。
「ところで……おぬしはルギアという名を聞いたことはあるか?かつて渦巻島の付近に住んでいたといわれているポケモンなのじゃが…………ああ、いやいや、気にするな。年寄りのたわ言じゃ」
左右の青い物体は何かと思いきや、大きなギャラドスの像だった。正面から見られないのが惜しい。


祠を出、竜の牙を拾って道を戻る。
「お待ちなさい!」
イブキが岸で待っていた。
「今回は悪かったわね。お詫びにこれをあげるわ……」
技マシン59「竜の波動」をもらった。
「中に入っているのは竜の波動。波動っていうのは……もう!なんでもいいじゃない!とにかく凄いエネルギーなのよ!いらないなら無理して持っていかなくてもいいのよ!」
「どうしたの?ポケモンリーグに向かうなら、ここからワカバタウンに戻って、27番道路を波乗りで渡っていくといいわ。でも……まだ何かやり残したことがあるって顔をしてるわね。しっかりしなさい!この先何をするにしても、諦めたら許さないからね!そうでないと負けた私が惨めになるでしょ!……………………がんばって」
「イブキさん……」
ばちんっ!
イブキは頬を腫らし、涙をにじませ走っていった。雑なツンデレごっこには付き合いきれない。
「……気が晴れましたわ。いざ行かん、ポケモンリーグへ!」

お小遣い88892円  ポケモン図鑑177匹(見つけた数186匹)  バッジ8個  プレイ時間205:10



INDEX 目次コガネシティコガネラジオ塔地下倉庫−コガネラジオ塔渦巻島−44番道路−氷の抜け道−フスベシティフスベジム−竜の穴/SS/

+ソウルシルバー
地下通路の記念写真スタジオでロケット団のユニフォームに着替え、下っ端に変装する。

オサレヘアに変装を解かれ、ラジオ塔を登る。ウリュウ(アリゲイツ♂)、クギヌキ(ラッタ♀)がLv.30、コマ(クヌギダマ♂)、ヒシモチ(ヨーギラス♂)がLv.29になり、ウリュウはついにオーダイルに進化した。
VSラムダ(2)。ヒシモチはドガースを岩雪崩で倒し、Lv.30になった。マタドガスのヘドロ攻撃で毒をくらい、ウリュウに替える。マタドガスとドガース4匹を波乗りで倒し、ウリュウはLv.31になった。ヒシモチはサナギラスに進化した。
ラムダから地下の鍵をもらい、地下倉庫に向かう。

VSオサレヘア(4)。クギヌキはゴルバット♂Lv.32を必殺前歯、コイルLv.30を穴を掘るで倒し、Lv.31になった。
メガニウム♂Lv.34が出、イトマキ(アリアドス♀)に替える。メガニウムはリフレクターを張り、花びらの舞で攻撃する。毒針で毒をくらわせ、吸血で削る。混乱し自滅するメガニウムに影打ちで止めを刺し、イトマキはLv.31になった。
イトマキはゴースト♂Lv.32を影打ちで攻撃、シャドーボールをなんとか耐え、2度目で倒した。
コマに替え、ニューラ♂Lv.34の電光石火を受ける。騙し討ちを受け、虫食いで大ダメージを与える。
「そんな馬鹿な……」
コマは騙し討ちをHP1で耐え、虫食いでニューラを倒した。イトマキがLv.32になった。ハートゴールドのときよりも全体的にレベルが高かった。調べたところ、最初にヒノアラシを選んだ場合のみレベルが低くなるらしい。なぜそんな仕様に?
ちなみに負けた場合。
「これがオレの実力。このままロケット団を潰し、あのワタルって奴も完全に打ち負かしてやるさ」

ウリュウ、クギヌキがLv.32、イナズマ(デンリュウ♀)、ヒシモチがLv.31、コマがLv.30になった。地下倉庫で局長を救出し、カードキーをもらう。

再びラジオ塔。コマはLv.31になり、しっぺ返しを覚え、フォレトスに進化した。
VSランス(2)。イナズマはゴルバットを雷パンチ、マタドガスを雷パンチと電気ショックで倒し、Lv.32になった。
VSアテナ(2)。ウリュウは波乗りし、アーボックの噛み砕くを受ける。ラフレシアに替えたところを氷の牙で攻撃、イトマキに替えてメガドレインを受ける。眠り粉で眠らされ、溶解液を受けたが、目を覚まし、ナイトヘッドでラフレシアを倒した。
イナズマに替え、ヤミカラスの翼で打つを受ける。ナイトヘッドを受け、雷パンチで倒した。イトマキがLv.33になった。残るアーボックは電気ショックで倒した。
VSアポロ。ウリュウはデルビルを波乗り、ヘルガーを噛みつく攻撃を受けつつ波乗りで倒し、Lv.33になった。
コマに替え、ドガースのヘドロ攻撃を無効化する。体当たりを楽々と受け、しっぺ返しで倒した。
ロケット団は解散、局長から銀色の羽根をもらった。

ポケモンWCS2010は予選ラウンド1回戦敗退。参加者プレゼントの銀のイーブイの不思議なカードを受け取る。

秘伝担当のニドラン♀に怪力を覚えさせる。チョウジタウンの饅頭売りには呼び止められず、こちらから話しかける。
「えっ!いかり饅頭?買ってくれるの!?えらいっ!相変わらずたったの300円。どう?買うでしょ?」
売れ残りっぽいいかり饅頭を押し付けられ、44番道路へ。イナズマがLv.33、コマ、ヒシモチがLv.32になった。

氷の抜け道。秘伝マシン07を拾い、デリバード♀Lv.22を捕獲、舞妓はんを助ける。フスベシティに到着した。

ハートゴールドの例を踏まえ、あらかじめ全員Lv.34まで上げておく。イナズマは放電、ヒシモチはしっぺ返しを覚えた。
フスベジム戦。ウリュウ(オーダイル♂Lv.34)、クギヌキ(ラッタ♀Lv.34)、イトマキ(アリアドス♀Lv.34)、イナズマ(デンリュウ♀Lv.34)、コマ(フォレトス♂Lv.34)、ヒシモチ(サナギラス♂Lv.34)の6匹で挑む。ウリュウにはこだわりスカーフを持たせた。
ジムトレーナーとの戦いでウリュウ、クギヌキ、イナズマ、コマがLv.35になった。氷技があると楽だ。

VSイブキ。イナズマは竜の怒りを受け、放電でギャラドスを倒した。
イナズマは電磁波を受け麻痺し、放電でハクリューを麻痺させる。追い詰めたものの凄い傷薬で回復され、イナズマは竜の波動に倒れた。ハクリューは特性の脱皮で麻痺を治す。ウリュウを出し、氷の牙で倒した。
2匹目のハクリューは氷の牙で怯ませ、2度目で倒した。
氷の牙はキングドラにはあまり効かず、ウリュウは煙幕で命中率を下げられ、竜の波動に倒れた。コマを出す。コマはハイドロポンプをぎりぎりで耐え、自爆でキングドラを倒した。多少強引だが、残りの手持ちを考えれば仕方がなかった。

イブキに言われ、しぶしぶ竜の穴へ。イナズマがLv.36、イトマキがLv.35になった。渦潮を使える者がいなかったので、怒りの湖でギャラドス♀Lv.20を捕獲し、技を覚えさせる。竜の祠で長老の質問に答え、イブキからバッジをもらった。
「ところで……おぬしはルギアという名前を聞いたことはあるか?……ふうむ。アサギとタンバの間に渦巻島と呼ばれる場所があるのだ。あの島の奥深くには巨大な滝が流れるところがある。そして、その滝壺にはルギアが眠っていると……しかし、滝壺へ行くためには銀色の羽根がなければならん。そういう話じゃ……」

穴を掘るを使い、さっさと帰る。イブキに会わずに外に出ると、技マシン59はジムの奥まで取りに行かなければならない。
「遅いわよ!さっさと受け取りなさい!」
「(技マシンの説明)」
「どうしたの?ポケモンリーグに向かわないの?もしかして……まだやり残したことがあるのかしら?そういえば、あなた、ウツギ博士の研究所があるワカバタウンから来たのよね?それなら一度ワカバタウンまで戻ってみたらどうかしら……この先あなたが何をするにせよ、まだまだ厳しい旅が待っているはずよ。諦めたら許さないからね!そうでないと負けた私が惨めになるでしょ!……………………がんばって」
男だから手は出さないっ!

お小遣い185016円  ポケモン図鑑57匹(見つけた数158匹)  バッジ8個  プレイ時間51:18

INDEX 目次コガネシティコガネラジオ塔地下倉庫−コガネラジオ塔渦巻島−44番道路−氷の抜け道−フスベシティフスベジム−竜の穴SS