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P‐LOG エメラルド編

#29
キンセツシティポケモンセンターの2階です。
「不思議なできごとをご利用いただきありがとうございます。ハカセ様ですね。あなた様宛にこのチケットが送られてきました」
夢幻のチケットを受け取りました。
「ミナモシティの船着場で使えるようですね。ぜひご利用してみてはいかがでしょうか?」
ミナモかぁ、遠いなあ…

111番道路を北上します。先日立ち寄ったカチヌキ家の近くの丘の上に、不思議な形をした緑色のビルが立っていました。
『→トレーナーヒル入口 駆け上がれ!熱きトレーナーたち!』
中にはポケモンセンターとフレンドリィショップがありました。内装も緑色で統一されています。何かの競技施設のようですが、ルール説明の掲示らしきものは見当たりません。中央の通路を取り抜けようとしたところ、受付の人に呼び止められました。
「ようこそいらっしゃいました!ここはさまざまなトレーナーさんとのタッグバトルが楽しめるトレーナーヒルです!初めてご利用になるトレーナーさんですね」
「はい、そうですけど?」
「ただいま集まっているトレーナーさんは…2階までのようですね。トレーナーさんたちと勝負しますか?」
「ちょっと待ってくださいよ、ルール説明が先でしょ?」
ルール説明を受けます。ここで行われるのはタイムアタックという競技で、受付をスタートしてから屋上にいるオーナーに話しかけるまでの時間が計測されます。経験値や金銭のやり取りは発生しません。上位の記録はタイムボードに残るそうです。

「それでは時間を計りますのでがんばってくださいね!位置について……用意…ドン!!」
初めてなので記録は無視してのんびり歩いていきます。1階の最初の相手は短パン小僧で、Lv.22のジグザグマ、キノココ、サンドを繰り出してきました。対戦相手のポケモンのレベルはこちらの手持ちの最高レベルに合わせてくれるようです。次のパラソルお姉さんはキャモメ、アメタマ、ドンメルでした。いったん受付に戻ってポケモンたちを回復させます。
2階では忍者ごっこと大人のお姉さんとのダブルバトルになりました。ポケモンはラクライ、タマザラシ、ポチエナ、バネブー、ヘイガニ、ヤジロンでしたが、遺伝技を覚えていたり、いばる+キーの実のコンボを使われたりして少し手間取りました。床のあちらこちらにジャンプマットやくるっとマットが敷かれていて、かなりうっとおしいです。

屋上に上がるとスーツ姿のジェントルマンが立っていました。この人がオーナーのようです。
「ムム!ついに来たね!来てしまったね!ンー、わかっているさー!なんで君がこんなところまで一人で来てしまったのか!ここもオーナーであるこのわたくしと…タッグを組みに来たんだろー!ワオ!」
「ゼンゼン違います…」
「…あ、違うの?いや、君の戦い見せてもらったよ。実に素晴らしかった!ブラボー!オー!もしかしてすごく早くここまで来たんじゃないー!?このわたくしに会うためにそんなにがんばってくれたんだねー!うれしすぎるから受付のタイムボードに記録しておくぜー!次はもっと早くこのわたくしに会いに来てくれるといいかもね!そしたら今度こそタッグを組もうなー!じゃあ、またな!アミーゴ!」
このミョーなノリにはついていけません…だいたい「タッグ」ってどういうこと?
エレベーターで受付に戻ります。ちなみにタイムは19分3秒52でした。まあそんなもんですね。

行く手をふさぐ岩を岩砕きで排除して先に進むと、レポーターとカメラマンの二人組が立っていました。
「こんにちは〜!なんかの取材ですか?」
「おっ、こんなところに強そうなトレーナー発見!よーし、カメラを回してインタビュー開始よ!」
インタビュアーの二人はゴニョニョLv.17とコイルLv.17を繰り出してきました。
「なるほどー、そういう取材でしたか…それなら望むところですっ!」
こちらはピカ(ピチュー♂)とトッド(キノココ♂)を出しました。レベルの差もあってあっさりと勝利しました。

「私の目に狂いはないわ。すごいトレーナーの発見よ!すごい!すごい!あなた、いったい何者!?」
「ワタシの名前はハカセ、
とってもスゴーイ美少女トレーナーでぇ――す!☆」

「さすが私たちが目をつけただけあるわ!…あっ、実は私たち、いろんな場所のいろんなトレーナーをインタビューして回っているのよ。だから少しだけインタビューさせてもらえないかな?」
「はい!いいですよ、なんでも聞いてください!」
「ほんと!?ありがとう!じゃあ、戦いの後の感想をビシッと一言でどうぞ!」
「そうですね…なんていうか、『さわやか』なバトルでした!」
「んー!最高の決めゼリフね。なんかいいテレビ番組ができそうな予感!もしかしたらこのことをテレビで放送するかもしれないから、テレビのチェックを忘れないでね!それじゃあ、またどこかで!」
「はーい、また会いましょうねー!」

おこづかい054026円  プレイ時間036:13  ポケモン図鑑034匹  バッジ3個
ゲットしたポケモン/なし



#30
ピクニックガールやキャンプボーイとのバトルでピカがLv.22になりました。回復のためキンセツのポケモンセンターに寄った帰りに岩砕きを使ったところ、隠れていたイシツブテLv.13が跳び出してきたのでゲットしました。砂漠は砂嵐がひどく、足を踏み入れることはできませんでした。112番道路の草むらでドンメルLv.15をゲットしました。

「わっはっはっ!どうだ?俺と勝負しないか?わっはっはっ!」
ドンメルLv.17とワンリキーLv.17はテキトーに倒しました。
「負けた…わっはっはっ!色鮮やかなキノコを食べたら…わ、笑いが止まらない!わっはっはっ!」
こういう人、カントーにもいたなぁ…
ここまでのバトルでトッドとジョシュ(チルット♂)がLv.22になりました。ジョシュは十分にレベルが上がったので、学習装置のかわりに王者のしるしを持たせました。

『「エントツ山ロープウェイ乗り場」↑この先すぐ!』
これに乗ればエントツ山経由で次のジムのあるフエンタウンに行けそうです。しかし入口には2人の赤いフード姿の怪しい男たちが立ちはだかっていて、中に入ることができません。乗り場の柵に沿って忍びよると、少し緊張感に欠けた彼らの会話が聞こえてきました。
「なあ、おい、リーダーは本当にあいつを目覚めさせるつもりか?」
「そうらしいな…だがそのためには隕石が必要なんだってよ」
「ははーん、それでさっき仲間がハジツゲに向かったのか」
「ああ、彼らが戻ってくるまでは誰もここを通すな!ってよ」
あいつ…?隕石…?
とにかくこれではロープウェイに乗ることができないので、仕方なく脇にある洞窟を通って先にハジツゲタウンに向かうことにしました。

洞窟は「炎の抜け道」の名のとおり、いたるところから噴き出す高温の水蒸気のせいで、まるでオーブンの中にいるようです。
この暑さじゃダイエットどころじゃすまないかも…
出たり入ったりを繰り返して粘った末にコータスLv.15、ワンリキーLv.16、ドガースLv.15、マグマッグLv.15、ベトベターLv.14と大量ゲットで久々に図鑑の登録数を伸ばしました。もうヘロヘロです。
洞窟を抜けるとそこにはやはりトレーナーが待ちかまえていました。アロマなお姉さんやキャンプファイアー、エリートトレーナーとのバトルでキラリン(アチャモ♂)とジョシュがLv.23になりました。

男の子が大きな木を見上げていました。
「えっ、何をしてるかって?ポケモンの技を使ってここに僕だけの部屋を作ろうと思ってね!そうだっ、この技マシンをあげるから君も作ってみるかい?」
「ホント?ありがとう!」
技マシン43「秘密の力」をいただきました。これでようやく秘密基地を作ることができます。ろくな技のなかったエレナ(グラエナ♀)に覚えさせ、さっそく目の前の大木で試してみました。落ちてきたツルを登ると、そこはけっこう広めのワンルームになっていました。もっと交通の便がよくて間取りのいい物件が見つかったら、ちゃんとしたものを作ろうと思います。
今のところおおむね順調です。この分だと夕方にはハジツゲタウンに着けそうです。

『「ケンコーばあさんの家」 疲れたと思うなら寄ってらっしゃい』
こんにちは〜!
「あらあら、あなたのポケモン疲れてるんじゃないかえ?よかったら休んでおいき!そうだ、それがいい!そうしなさい!」
「はい、よろしくお願いしまーす!」
おばあさんは少しレトロな感じのする卓上回復マシンを取り出してちゃぶ台の上に置き、そこにモンスターボールをセットするとスイッチを入れました。
「そうそう、ここでゆっくりしておいき!」
あぁ、親切でいい人だなぁ。

「あらあら、まだ疲れてるんじゃないかえ?もう一度休んでおいき!そうだ、それがいい!そうしなさい!」
「じゃあ、せっかくですからもう一度お願いします!」
「そうそう、ここでゆっくりしておいき!」
いい人だ…

「あらあら、まだ疲れてるんじゃないかえ?もう一度休んでおいき!そうだ、それがいい!そうしなさい!」
「じゃあ、もう一度」
「そうそう、ここでゆっくりしておいき!」

日もすっかり落ちていました。
「あらあら、まだ疲れてるんじゃないかえ?もう一度休んでおいき!そうだ、それがいい!そうしなさい!」
「お願いですから、もうやめてくださひ〜(泣)」
「そうかね…本当に大丈夫かえ?遠慮しなくたっていいんだよ」
疲れた…………

おこづかい054578円  プレイ時間037:50  ポケモン図鑑041匹  バッジ3個
ゲットしたポケモン/イシツブテ、ドンメル、コータス、ワンリキー、ドガース、マグマッグ、ベトベター



#31
夜が明け、ワタシもポケモンたちも十二分に回復したのでそろそろ出発することにします。
その前にテレビ、テレビと!

『トレーナーを求めて』
『はーい、私はいま111番道路に来ています!今日はここで新しい才能を発掘しようと思います!今日私が注目したトレーナーはハカセさん!私はこのトレーナーに何かを感じます!さて、トレーナーの実力を見るには…戦ってみるのが一番早い!さっそく調査を開始します!』
「ワタシってテレビ映りいいかも!」
『……というわけで戦ってみたのですが、見事にボコボコにされました!ハカセさん、やたら強いですね…で、戦った感想を言わせてもらいますと、ピチューとキノココのコンビが最高でしたね!ピチューとキノココがお互い助けあって戦う姿…あぁ、なんて素晴らしいんでしょう!私たちとの勝負で最後に使った「なみのり」も、ピチューとキノココの友情の「なみのり」なんですね!対戦のあと、ハカセさんに今の対戦の感想を聞くと、「さわやか」って答えてくれました。ハカセさんのポケモンのピチューとキノココ、そして「さわやか」……んー!!なんか意味の深い言葉よね!やはりいいトレーナーはいいことを言ってくれますね。さて、それじゃあまた次回の放送でお会いしましょう!』
友情って…美しい……(微違)

113番道路に入ると火山灰が降りだしました。あたり一面が灰色に染まっています。草むらではパッチールとマグマッグがイヤというほど出てきます。左右のほおにブチのある、にせピカチュウといった感じのパッチールLv.14をゲットしました。
灰が降っていてもトレーナーは当たり前のように待ちかまえています。彼らは気にならないんでしょうか?たいていはそれほど苦労はしなかったのですが、忍者ごっこのドガースが次々自爆してきたときは少しあせりました。ミリア(マッスグマ♀)、エレナ、トッド、ピカがLv.23になりました。トッドは毒の粉を覚えるLv.28まで進化キャンセルすることにします。

『「ガラス細工のお店」 火山灰からガラスの道具』
「このあたりは火山灰だらけペコペコ!」
ペコペコ?あー、これがハジツゲ名物のビードロかぁ。
「私すごいよペコペコ。火山灰をガラスにしてね、それで道具作るよペコペコ!君もこれで火山灰を集めなさいペコペコ!」
灰袋をいただきました。この袋を持って灰の積もったところを歩くと中に火山灰がたまっていくのだそうです。さっそく自転車に乗り、野性ポケモンをかわしつつ火山灰を集めました。お店の脇で灰に埋もれていた技マシン32「影分身」を拾いました。

「火山灰あるのかねペコペコ!どれどれ、見せてごらんペコポコ!おほっ、火山灰集まってるよペコペコ!ガラスの道具作るよペコペコ!どれがいいかねペコペコ」
「じゃあ…この青いビードロお願いします!」
「青いビードロだねペコペコ!よしっ!道具を作るよペコペコ!ちょっと待ってなさいよペコペコ」
奥の工房に入った親方に待ち時間を聞こうとしたら、あっという間にいそいそと戻ってきました。
「おお、青いビードロできたよ。持っていきなさいよペコペコ」
青いビードロを受け取りました。
「おじさん、ホントはこれ作りおきでしょペコポコ!」

『ここはハジツゲタウン 小さな畑がある農村』
ハジツゲタウンに到着しました。ポケモンセンターでみんなを回復させます。ふと横を見ると珍しくパソコン端末を使っている人がいたので、気になってちょっとのぞきこんでみました。三つ編みを二本たらしたワタシより少し年上の女の子です。
「あなたは…?」
「あっ、はい!ワタシの名前はハカセといいます!」
「ハカセちゃんというのですか。あなたトレーナーなんですね。ということは、あたしの作った預かりシステム使ってますね?だって使いたいからパソコンの前にいるあたしに話しかけてきたというわけですよね。簡単な推理です」
彼女は矢つぎばやにそう話すと、得意げに一人でうなずいていました。
「あっ、あたし、マユミといいます。預かりシステムを使っているトレーナーに会えてすごくうれしいです。よかったらあたしの家にも遊びに来てください。114番道路にありますから」
マユミさんはどうもシステムのチェックをしていたようで、作業を済ませると帰っていきました。あとで訪ねてみることにしましょう。お姉さんのアズサさんにもお世話になりましたし。

外に出ると何か様子がおかしいです。
「なんだなんだ!?ソライシ博士の家に怪しげな人物が出入りしておったようだが…」
この町でいったい何が起こっているというのでしょうか。

おこづかい060526円  プレイ時間039:03  ポケモン図鑑042匹  バッジ3個
ゲットしたポケモン/パッチール



#32
『バトルテント ハジツゲタウン会場 つどえ!最強チーム』
ここで行われるのは勝ち抜きチームバトルという競技です。シダケ会場と同じく対戦相手のポケモンのレベルは30以上と、うちのメンバーよりもかなり高いので今回もパスします。ちょっと敷居が高いのが不満ですね。エニシダを避けて会場の外に出ました。
ポケモンが成長段階で覚えていく技を教えることができるという、技教えマニアの家がありました。フレンドリィショップには指を振るの技教え人がいました。
「フエンタウンのジムリ−ダー、アスナとは戦ったかね?」
「いいえ、まだこれからなんです」
「あの子のおじいさんはすごかったよ。なんでもポケモンリーグの四天王だったらしいからね。きっとアスナもこれから素晴らしいトレーナーになるだろうね」

普通の民家とはちょっと違った形をした建物がありました。ここが研究所のようです。
「こちらにソライシ博士はいらっしゃいますか?」
「ソライシ博士はマグマ団の人と一緒に114番道路にある流星の滝に行きましたよ」
「えっ、マグマ団ですって!?」

114番道路を進みます。
『「化石マニアの家」 珍しい化石ください!』
入ってみると、タンスをどけた後ろの壁に大穴が開けられていました。
「ぼくの兄ちゃん、化石マニア…化石だいすきナイスガイさ…」
ふーん、ナイスガイねぇ?
「ちなみに穴を掘るのもだいすきで…この穴も自分で掘ったんだ…これをあげるから…きみも兄ちゃんみたいに穴を掘ってみなよ…」
技マシン28「穴を掘る」をいただきました。壁の穴をくぐると長い坑道が続いていて、つきあたりでは青白い顔をした男が何かブツブツ言いながら壁を削っていました。
えーっと、ナイスガイはどこかなーっ??
うわっ、こっち見たっ!?
「僕、化石マニア…化石だいすきナイスガイさ…君も化石が欲しいの…?」
やっぱりぃ〜!
「ここで見つかる化石は全部僕のものだからあげないよ…どうしても欲しければ化石の見つかりそうな岩や砂が多い砂漠でも探してみなよ…」
「は、はい……」

ポチエナを散歩中のジェントルマンから技マシン05「吠える」をいただきました。釣り人やピクニックガールとのバトルでエレナとトッドがLv.24になりました。ミリアが初めて不思議なアメを拾ってきてくれました。

川にかかっている橋を渡ると一軒の家が見えました。マユミさんの家です。
「こんにちは〜、ハカセです!うわ〜…」
何台ものパソコンやら資料らしいダンボールの山やらで、部屋の中はかなり雑然とした雰囲気です。
「あっ!ハカセちゃん。散らかっていてごめんなさい…研究に夢中になるとついこうなっちゃうんです…恥ずかしいから秘密にしてくださいね。これあげますから…」
ハスボードールをいただきました。ふとパソコンを見ると、チェック中のメールが目に入りました。
『……君の預かりシステム、なかなか便利やな。いろんなところに女性らしい気くばりがあって使ってて楽しいし、いっしょに開発した仲間としてうれしいわ!ほな、これからも預かりシステムの研究がんばってな』
カントーのマサキさんからのようです。

「預かりシステムを作ったあたしからのアドバイスです。どのボックスにどのポケモンを預けたかわかるように、きちんと整理したほうがいいですよ!」
「アハハ…マユミさんもねっ!」
二人でひとしきり笑っていました。

草むらでハスブレロLv.16、ハブネークLv.15をゲットしました。トレーナーとのバトルでキラリン、ミリア、ピカ、ジョシュがLv.24になりました。流星の滝はもう目の前です。

おこづかい067730円  プレイ時間040:43  ポケモン図鑑044匹  バッジ3個
ゲットしたポケモン/ハスブレロ、ハブネーク

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