ポケモンジャングルツアーズ 関東会場1(横浜)レポート
「ジャングル」って? |
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昨年までと大きく変わったのは、有料のアトラクションと無料のコーナーが混在し、入場自体は無料だったのが、完全に二つに分けられ、有料ゾーンへの入場料が必要になった点です。
アトラクションの内容も変わりました。以前は景品がもらえるゲーム形式だったのに対し、今回はテーマパークのような体験型になっています。
今年はイマイチ乗り気にならなかったわたくしムラサキ博士ですが、何気ない気持ちで応募しただいすきクラブの招待券が当選したおかげで、タダで入場できることになりました。
招待券は、2名まで入場できる3アトラクションつきのものが2枚です。私ひとりで使ってしまうのももったいないと思い、BBSで募集をかけてみましたが、悲しいかな、当研究所はWebの片隅に存在する訪問者もまばらな弱小サイト、案の定応募者は誰一人いませんでした。
身近なところからと、ダメもとでポケモン初心者のならん氏に声をかけてみたところ、後学のためということで、いっしょに行ってくれることになりました。ありがたや……
ジャングルゾーン |
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まずは、有料のジャングルゾーンへと向かいます。夏休み真っ盛りの日曜日ということもあり、入場待ちの行列はかなりの長さになっていました。料金は、アクティブセット(大人1人と子供1人の入場料+3アトラクション+ジャンボカード+モンスターボールホルダー)が3400円、一般入場券(入場料+1アトラクション)が大人1300円/子供800円となっています。ペットボトルホルダーによく似たボールホルダーは、別売り600円でした。
入場時にモンスターボールが渡されます。これは直径10cmほどの軽量の硬質プラスチック製のもので、非接触型の記憶チップが内蔵され、アトラクションの課金のほか、そこで読み込まれたポケモンのデータを退場時にシールにプリントしてくれるサービスにも利用します。外見はアクティブセットと招待券入場がスーパーボール、一般入場がモンスターボールとなっています。紛失・破損で精算ができないときの補償金が5000円という、ハイパーボールもびっくりの高級品です。
ジャングルに見立てられた会場内は照明がやや落とされ、あちらこちらに生い茂る植物の装飾が施されています。建物全体に冷房が効いているので、熱帯雨林のような蒸し暑さはありません。逆に空気が乾燥しているくらいです。
7つあるアトラクションの中で私たちが最初に向かったのは、最もすいていた「幻の神殿ゾーン/ピカチュウ 3Dゴーランド」です。石積み風の神殿の大きな扉がガラガラと開き、中に入ります。内部には角度のついた3面のスクリーンがあり、専用のメガネで立体映像を楽しむことができます。サファリルックのスタッフから説明を受けたあと、ムービーがスタートしました。
ジャングルの中を飛んでいくモンスターボールに始まり、「バトルフロンティア」「いっぱいサマー!!」の曲に合わせて、アドバンスジェネレーションのオープニング、本編、ポケモンサンデーのアニメパートの映像が流れてゆきます。
ムービーは約5分、結構楽しめました。ただ、冒頭のモンスターボールは3DCGで本当に浮き上がって見えましたが、それ以降はキャラと背景が離れているなと感じられる程度でした。
次は全アトラクション中1番人気の、「波導の洞窟ゾーン/ルカリオ 波導の火山」です。入場までに1時間近くかかりました。
お姉さんの案内に従い、我々探検隊は薄暗い洞窟の中に足を踏み入れました。セレビィの導きで奥へと進むと、突然地鳴りがし、照明が激しく点滅しました。このままでは火山が噴火してしまうというのです!
「噴火を止めるには、壁にあいた穴をみんなのモンスターボールでふさぐしかない」というお姉さんの熱演に、一同は急いでボールを穴にはめ込みました。課金等が関係するので、ボールの取り違いには要注意です。
すると地鳴りは収まり、マジックミラーの向こうからルカリオがその勇姿を現しました。まさに、はらはらドキドキです!
最後の1回をどれにするか迷っていたところ、目にとまったのが「秘宝の砂漠ゾーン/ダグトリオの宝探し」でした。白い砂の中には景品が当たるクジやフィギュアが入ったカプセルが埋まっていて、それを掘り当てるようになっています。景品はニンテンドーDS Liteを筆頭に、ゴマゾウのぬいぐるみクッションや目覚まし時計などがありました。要するに、モノに釣られたわけですね。小学生以下の子供たちが8割を占める状況で、渋るならんさんを説得して参加します。
軍手をはめ、カプセルを入れるネットを手に、開始の合図を今か今かと待ちます。制限時間はわずか30秒、スタッフの掛け声とともに突入し、全員血まなこで砂場を掘り返します。クジ入りのカプセルの混入率はきわめて低いようで、私は見つけることができず、仕方なくフィギュア入りのカプセルを制限の5個、ネットに放り込みました。
フィギュアは立体ポケモン図鑑の第1・2・3・4・7集、在庫処分のようです。コレクター的には、カプセルの中にまで砂が入り込んでいるのが気がかりです。ちなみに、見事DS Liteを当てた人は30分ほどのあいだに2人いました。
会場内各所にはチェックポイントがあり、モンスターボールをかざすことで、課金状況のほか、アトラクションでゲットしたポケモンが確認できます。
「憩いの草原ゾーン/アチャモの旗あげチャレンジ」は、アチャモだいすきな私からすればぜひ参加したかったのですが、参加者が子供率100%では羞恥心がやや欠落気味の私といえども、さすがにあきらめざるを得ませんでした。最後まで間違えなければ、ビニール製のバッグがもらえるようになっていました。
アトラクションは他には、「静寂の滝ゾーン/ヤドキング なみだの滝」「氷結の峡谷ゾーン/フリーザー 氷の回廊」「天空の星空ゾーン/ジラーチ 夢の夜空」がありました。
2種類のオリジナルカレーが食べられるフードコーナーもありました。
ジャングルゾーン出口でモンスターボールをスキャンし、各アトラクションでゲットしたポケモンをハガキ大のシールにプリントしてもらいました。私がゲットしたのはライコウ、ゴースト、ディグダの3匹でした。ボールを返却して外に出ます。
フリーゾーン |
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混雑しそうという私の予想に反して、待ち時間はゼロでした。円形の骨組みに多数のDSが取り付けられた試遊台には、一般用と、選べるポケモンの種類が多いだいすきクラブ会員専用の2種類がありました。
主人公は♂、ポケモンはルカリオ、ロゼリア、そして選択したパチリスの3匹です。ライバルからポケッチをもらって先に進むと、トレーナーとのバトルになりました。バトルのエフェクトは美しく、音声も澄んでいます。
その先にはナナカマド博士と幼なじみ♀が待ち構えていて、博士が出した謎のアイテムで、ロゼリアがロズレイドに進化させられてしまいました。
以上で体験版は終了、発売日が楽しみです。
隣のステージでは、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール最新情報」が上演されていました。MCの2人は男女の主人公に扮していましたが、衣装が手作り感のあるチープなもので、ブーツの部品は片方取れていました。
セレビィプレゼントコーナーでGBAにセレビィを受け取りました。技は宿木の種・自己再生・癒しの鈴・神秘の守り、ポピーの種のオマケつきです。コロシアムをクリアすればたくさん手に入るのですが、まあ記念ということで。
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だいすきクラブのクジでは、末等と思われるマイナンのポケモンキッズが当たりました。キメわざ2とまったく同じものです。
ポケモンセンターではオリジナルグッズの先行販売が行われていました。私はそれとは無関係の、マナフィのツインキーホルダーを購入しました。
バンダイブースでは、ポケモンキッズとキャラブロックを展示していました。懸賞品のアニバーサリーピカチュウもありました。
タカラトミーブースでは、キャプチャスタイラーやマナフィのタマゴ、ともだちピカチュウが展示されていました。ただ、ともだちピカチュウは、「まだしゃべれません。ゴメンね!!」だそうです。
ガチャコーナーをひと通り確認し、私たちは会場をあとにしました。
そして… |
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いまだにDSを入手できていない私は、今朝買ったばかりのソフトを係員さんに渡し、データの配布を受けました。これでマナフィゲットはひと安心です。昨年とはうって変わって、店内への入場待ちはありませんでした。
去る8月11日、大手ネットショップでは特典つき商品の予約受付がたった1日で終了してしまうという、恐ろしい事態を巻き起こしたダイヤモンド・パールですが、店頭ではフィギュア3体とポケモンセンターオリジナルBOXつきの予約をまだ受け付けていました。ただし、残りはわずかだということです。ちなみに、私は2本セットで初日に予約済みです。
今回の戦利品は、体験型アトラクションが中心だったので少なめです。
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さて、今回のまとめですが、ゲーム・アニメともにシリーズ移行の谷間ということで、全体的な人出は昨年よりも減少しているように感じられました。
まずは、キャラクターが主体の有料ゾーンについてです。アトラクションの料金は1回500〜700円と、遊園地としてみると妥当のような気もしますが、アトラクションの内容を考えると割高に思えます。形態が異なるため単純に比較はできませんが、昨年までのポケモンフェスタが1回200〜500円だったので、余計にそう感じられました。また、新たに入場料が必要になったのも、それに拍車をかけているように思います。それでも結構な人の入りだったのは意外でした。
逆に、ゲームが主体の無料ゾーンがガラガラにすいていたのも印象的でした。ダイヤモンド・パールの体験コーナーに人がいないのは、同時期に開催されているサマートライアル等のイベントや、ポケモンセンターに分散しているためだと思われますが、待望の新ゲーム発売直前だというのに、少々物寂しい感じがしました。セレビィプレゼントも待ち時間はゼロでした。
ゲームやカードの大会もなく、それらの層が会場に来なかったこともあるのでしょう、やや中途半端なイベントになってしまった気がします。来年はフェスタの復活を切に願います。
最後に、1日つき合わせてしまったならんさん、本当にお疲れ様でした。