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ポケットモンスターブラック2・ホワイト2発売記念
ファンミーティング in ポケモンセンター レポート

概要
2012年8月5日、横浜ランドマークタワー・ランドマークプラザで、ポケットモンスターブラック2・ホワイト2発売記念ファンミーティング in ポケモンセンターが開催されることになった。ゲームフリークの増田順一氏(BWディレクター)と海野隆雄氏(B2W2ディレクター)から制作秘話が聞け、Q&Aコーナーと記念撮影も行われる。イベントは2回開催され、定員は各回300名となる。参加は抽選制で、10時までに並んだ全員に抽選券が配布される。
制作者の話をじかに聞いてみたいが、私にはくじ運がない。最近出たアチャモのグッズを買いにいくついでに、当たればラッキー程度の気持ちで行くことにした。


当日
当日9時55分、ランドマークプラザ4階のポケモンセンターヨコハマに到着した。長蛇の列ができている。スタッフによれば、現在300人超だそうだ。10時になって列が動き出し、フェスミッションをこなしながら券の配布を待つ。人が多いだけあり、フェスミッション「消えた30個の財宝」には37人が参加した。古代の金貨、大きな真珠等を拾い、デルダマを一度に136個ももらった。
券を受け取る。そこには「当選券」と書かれていた。14時からの2回目の分だ。時間までに並んだ人数が定員以下だったため、抽選券ではなく当選券が配られたようだ。列はそのままポケモンセンターに誘導され、店内に入る。

一気に人が入ったため、買い物かごが足りなくなっている。商品を入念に見て回る。購入を考えていたふわボアぬいぐるみのアチャモは口の作りが気に入らないのでやめておく。等身大のピカチュウはややのっぺりとしている。おすわりぬいぐるみのピカチュウは独特な生地で好みが分かれそうだ。ポケモンドールはメロエッタ2種はかわいらしいが、ケルディオ2種は後頭部が絶壁でかっこ悪い。モンスターボールキャンディはケースの底が平らになっていないのが良い。オリジナル商品以外では、タカラトミーのポケモンベストウイッシュぬいぐるみのフシギダネが出来がよかった。
放送があり、奥の扉からピカチュウが現れた。これが隠し穴か!急ぎ足で向かい、写真を撮る。

最終的にストラップのアチャモ、ポケモンメイトのファスナーアクセサリーの主人公(女の子)・Nの2点を購入した。
サービスカウンターで映画の半券を見せ、アートボードをもらった。映画「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」と「メロエッタのキラキラリサイタル」のイラストが集められている。イベントスペースではマッギョ釣りが開催されていた。
 
当選券
当選券
 
ピカチュウ出現!
ピカチュウ出現!
近くのソファーで少し時間をつぶす。フェスミッションはすぐに参加者が集まり、ハイルツリーのレベルが上がり、アイテムとデルダマがどんどん増えていく。ジョインアベニューは訪問者がひっきりなしに現れ、ランクがどんどん上がっていく。

昼食を済ませ、会場のある5階のランドマークホールに移動する。ポケモンセンターのレシートを見せ、メモリアルシートをもらった。B2W2の設定画を使用したデザインで、増田氏と海野氏のサイン(印刷)もある。様々なミニアトラクションやくじ引きが開催されている。映画15作をモンコレで再現したジオラマも展示されていた。
 
モンコレで映画を再現
モンコレで映画を再現
 
今回の戦利品
今回の戦利品
13時30分になり、会場に入る。タチワキジムの曲が流れている。スタッフに前に詰めるよう促され、板張りの床に腰を下ろす。やや前よりの位置を取ることができた。高校生・大学生くらいが多いようだ。
フェスミッションをこなし、開始を待つ。デルダマを受け取れないという表示が出た。元は8個だったのが、今日のわずか数時間で999個になっていたのだった。ポケモンセンター恐るべし!


制作秘話
※画像については報道各社の記事(12時からの1回目)をご覧ください(電撃オンラインファミ通.com4Gamer.net)。
※本記事(14時からの2回目)はイベントの終了後、記憶を元に執筆しています。
※各回の制作秘話の内容はほぼ同じ、Q&Aコーナーの内容は異なります。

14時になり、司会の女性が登場した。撮影・録音の禁止等の諸注意が行われる。
増田氏と海野氏が登場し、会場は盛大な拍手に包まれた。2人が「ポケモーニン!」とポケスマ式の挨拶をするも、参加者の反応は控えめだ。インタビュー形式で制作秘話が語られる。

海野氏が企画書のフリップを使い、ゲーム全般について語る。フリップは背後のスクリーンに拡大投影される。
フェスミッションについて。フェスミッションは「共鳴」をテーマに作られた。100人でのテストではスタッフだけでは人数が足りず、苦労した。
PWTについて。チャンピオンからジムリーダーとキャラが増えていき、グラフィッカーが大変だった。
ポケウッドについて。ライト層向け。企画当初は反応が悪く、熱心にアピールした。世界観を壊さないよう工夫している。
ブラックシティの黒の摩天楼・ホワイトフォレストの白の樹洞について。
ストーリーについて。BWのエンディングを見て驚いた。続編を2年後という新たな世界、新たな主人公にすることで、新たな視点から物語を楽しめるようにした。BWのキャラのその後も描きたかった。

増田氏が開発中のイメージ画のフリップを使い、ゲームのキャラクターについて語る。
七賢人について。衣装はそれぞれ異なる。リアル調なものも。
女神について。Nのお姉さんっぽい感じ。非日常的な衣装にした。
ダークトリニティについて。生気がない感じ。上から降りてきたときに腰布がぶわっとなるのがポイント。
ゲーチスについて。名前は不協和音のゲーとツィスから取った「ゲーツィス」だったが、発音しづらいため変更された。
Nについて。腰のパズルは彼にしか解けない。理論ずくの人が怒りをむき出しにしたらというイメージ画が怖い。初期の少年っぽいデザインも。

増田氏から1回目に比べて参加者の反応が静かだという発言があった。先述のとおり、定員が300名×2回の計600名なのに対し、時間までに並んだ人は300人超だった。1回目を朝早くから並ぶようなコア層が占め、余裕があった2回目は予定外の参加だったライト層も多かったことが原因だと思われる。これは各回のQ&Aコーナーの傾向からも読み取れる。


Q&Aコーナー
続いてQ&Aコーナーが行われた。結構な人数が手を挙げ、司会の女性、増田氏、海野氏が質問者を選ぶ。

Q1.Nとチェレンの年齢を教えてください。
A1.増田「Nは20歳」 (全体から「ええ〜っ!!」という驚きの声)
増田「童顔なんです。チェレンは主人公と同じくらいで14〜5歳」 (一部から「もう少し上だと思った」という声)

Q2.セイガイハシティの顔出し看板が面白かったです。
A2.増田「あれは海野のアイデア。グラフィッカーならではだね」
海野「面白いと思って」

Q3.イッシュ図鑑で好きなポケモンを教えてください。
A3.増田「イッシュ図鑑?新イッシュ図鑑じゃダメ?うーん」
海野「ヤナップ・バオップ・ヒヤップが思い入れがありますね」
増田「ビクティニかな。マッギョは初めて見たとき衝撃を受けた。やっぱりマッギョで!」 (笑い声)

Q4.ルビー・サファイアのリメイクはいつ出ますか?
A4.増田「思い入れのある作品なので、作るときはいいものを作りたい。時期は未定です」

Q1は本当に驚いた。Nは17〜8歳くらいだろうと思っていた。「チェレンは主人公と同じくらい」という発言から、BW当時の設定だと思われる。Q4は何度も聞かれていただろうが、Q3はイッシュ図鑑でという制限に悩んでいた様子だった。


記念撮影
最後に記念撮影が行われた。このために専用の横断幕が用意された。まずは参加者を半分ずつ撮影する。どう分けるかが難しい。最初ブラック2・ホワイト2のどちらを持っているかで分けようとしたが、両方とも持っている人が多く、結局どちらのプレイ時間が長いかで分けることになった。私はブラック2しか持っていないので、ブラック2の組に入る。
中央に増田氏と海野氏が入り、前列が横断幕を持つ。3回撮り、最後は右手を上げて「ポケモーニン!」のポーズを決める。半分ずつの撮影の後、同様に全員で撮影した。握手を求めて増田氏に多くの人が駆け寄る。私も行ったが、ことごとくタイミングを逃してしまった。口惜しい。

15時になり、ファンミーティングは終了した。満場の拍手の中、増田氏と海野氏は退場した。とても充実したイベントだった。


その後
終了後、ランドマークホールを出て吹き抜けを見下ろしていると、背後から騒ぐ声が聞こえてきた。振り返ると、増田氏がファンに囲まれていた。正面から出てくるとは思わなかった。ここぞとにじり寄り、握手してもらった。ミッション達成!

この日は興味深い話が聞け、開発段階のイラストが見られ、大満足だった。機会があれば、また参加してみたい。
結果的に抽選でなかったのはありがたい。本当に参加したい人が参加できなくなってしまうので、今後定員を減らすようなことはしないでほしいものだ。

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